はじめに
秘密はね、最後に明かされるんだよ、nikkieです。
今回は近況報告として、秘密(※過言)を明かします。
最近参加している、アジャイル開発本の読書会について共有です。
目次
- はじめに
- 目次
- 『The Art of Agile Development Second edition』
- nikkieとアジャイル開発
- アートオブアジャイルデベロップメント第2版 読書会
- 読書会はいいぞ
- 終わりに
- 追伸:アジャイル・XP関連のアウトプットの道
『The Art of Agile Development Second edition』
James Shore氏による、アジャイル開発(Agile Development)についての本です。
初版は邦訳もされています。
本書は、アジャイル開発の実践方法の1つであるXPを中心に解説します。
第2版は昨年秋ごろに出ました🎉
未邦訳なので英語で読んでいます。
価格はお高めでしたが、「アジャイル開発、特にXPについて知見を得られるなら実質無料では」(※過言です)とKindle版を買っちった!
nikkieとアジャイル開発
この春でソフトウェア開発に携わるキャリアは7年目に突入しました。
- 最初の約3年がソフトウェアエンジニアとして受託開発(ウォーターフォール多め)
- その後はXP(エクストリームプログラミング ※アジャイル開発の一手法)
- 肩書はデータサイエンティストですが、ソフトウェアエンジニアリングもやってます
ペアプロ、TDD、ユーザストーリーなどXPのプラクティスは一通り体験しています。
慣れてきたからか「私が理解しているXPって、ホントにこれでいいんだっけ」とたびたび思うようになり、『The Art of Agile Development』にも手が伸びました。
経験豊富な実践者(著者)からXPの知見を学んで、自分の知識を相対化したいと思ったのです。
アートオブアジャイルデベロップメント第2版 読書会
現在は隔週月曜日の19:30〜22:00でやっています。
- 19:30〜20:00 事前ワーク時間(もくもく会)
- 私はそんなに早く英語が読めないので、前日に時間を取って読むことが多いです
- 英語で読むのは必須ではなく、DeepLなどで翻訳して読む参加者が多いようです
- 20:00〜22:00 読書会本編(続くスライドをどうぞ!)
スライドにもありますが、Agileの経験がなくても参加できます!
読書会の時間はDiscordに集まります(アクセス方法はconnpass参照!)。
ボイスチャットをつなぎ、その回の担当者(複数名。持ち回り)が話します。
話題はもくもく会で書き出してあり、参加者全員で投票して、票を集めたものから話します。
話している間は、テキストチャットで感想や質問を投稿できますし(ボイスチャットに拾ってもらえます!)、マイクをオンにして直接話しても大丈夫です!
これまでに扱ったのはこちら:
読書会はいいぞ
そもそもこの読書会に参加したのは、ペアプログラミングについて、もやもやがあったからでした。
ペアプロでは自分1人では思いつかなかったような設計・実装に至れることがあり、それが楽しく感じる2のですが、「2人の間にスキル差があるときその状態は可能なのか。そして、それはどのようにすれば実現できるのか」ともやもやしていました。
@jnuank_さんから初回の読書会の存在を教えてもらい、かつ、ペアプログラミングの章だったので、「ちょっとしたことでもヒントになるかも!」と英語版をポチって参加しました。
実際書籍からも、読書会中の話からも学びは多く3、スキル差のあるペアプロについてもいくつかアイデアを試せています。
初回で「Zero Frictionという章が気になる」とチャットしたら、無料公開されていたこともあり、2回目のトピックに決まり、続けて参加しました。
2回連続で参加して自分の中でリズムができたのもあって継続して参加しています。
英語自体は平易ですが、私の経験不足で意味が取れない箇所もあります。
そんな箇所を読書会に持ち寄ると、他の方の視点や知識ですんなり理解できたという経験をこれまでに何度もしています。
参加者みんなで読んでいる感覚が味わえて、「読書会はいいぞ」って感じですね。
また、この読書会で本家のBook Clubの存在を知り、Martin Fowler氏やKent Beck氏からZoomで直で話(英語)を聞く超刺激的な機会4にも出会えました!
終わりに
XPについての自分の知識を相対化したく、最近は『The Art of Agile Development Second edition』を読んだり、読書会に参加したりしています。
次回読書会は5/23(月) 19:30〜です。
この記事で興味を持ったよという方がいたら、ぜひぜひ気軽にお越しくださーい!(ウェルカムカモーン)
隔週で読書会に参加するというのは、PyCon JPスタッフ活動の"休職"状態を選んだからこそできているなーと思います(詳しくはまたの機会に)
追伸:アジャイル・XP関連のアウトプットの道
これまでの私のアウトプットはPythonが中心でしたが、XPもアウトプットのネタになるかもと感じ始めています。
今後このブログでアウトプットしたり、
こんなLT会にエントリしてみたり(ゆるくなのでアウトプット踏み出しやすそう!)、
XP祭りにプロポーザル出してみたりしてもいいかも、なんて妄想しています。
2022/10/01開催のXP祭り2022ですが、XP祭り2022での講演やワークショップなどのコンテンツを募集します!募集締め切りは6月末です。多くの方の応募をお待ちしております。 #xpjughttps://t.co/PULFNMovIA
— xpjug (@xpjug) 2022年4月27日
-
1時間デプロイに関係する話で、刺激的でした↩
-
↩#agile_devs で言語化された、私がペアプロでいいなと思っている点
— nikkie にっきー シオンv0.0.1開発中⚒ (@ftnext) 2022年3月1日
・2つの脳、4つの目
・パートナー同士で設計、方向性、技法についての対立
→これにより、1人では作れないようなめちゃくちゃイケてる設計・実装に至れたときがすごく楽しいと感じます。
二人=ペアであることが十全に機能した状態 -
↩#agile_devs ペアプロによるTeachingの話題もあり、私はあんまり得意じゃないと感じていたのですが、それは教える・教わるというペアプロだと、対立が起きにくいからなのかなーと気づきました。
— nikkie にっきー シオンv0.0.1開発中⚒ (@ftnext) 2022年3月1日
ドライブしたい気持ちをとにかく我慢し、教わる側にドライブさせ、チームのパフォーマンスアップに徹する -
直近のPythonイベント紹介(二〇二二 卯月) ※Python以外もあります - nikkie-ftnextの日記でも紹介しています。アーカイブがYouTubeに上がると思います↩