nikkie-ftnextの日記

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イベントレポート | テストを中心にしたトーク・LTが多く盛り上がった #stapy 6月回でした

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
6月のみんなのPython勉強会について、イベントレポートをまとめます。

勉強会の概要

みんなのPython勉強会#46 - connpass

「みんなのPython勉強会」では、Pythonを中心としてプログラミングを仕事、研究、趣味など様々なシーンに生かす方法を一緒に学びます。プログラマ、WEBエンジニアに限らず、初心者からマスターまで様々なレベルの、いろいろな分野の人が集まるので、「みんな」の勉強会です。お気軽にご参加ください。

「いろいろできるぞ、Python!(TDDや自動処理など)」回ということで、Python本の著者3名が集まりました。
私も5月のDjangoCongressのレポートをさせていただき、Pythonはいろいろできるを示せた回だったと感じています。
(質問への回答をまとめた登壇報告を準備中です)
今回はトーク・LTへの感想を簡単に残します。

Pythonで自動化の本を書いた話(中野さん)

以下の本(#dekiru_py)の著者の方によるトークです。

できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。 (「できる全部入り。」シリーズ)

できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。 (「できる全部入り。」シリーズ)

  • 動機:自動化のレシピ本が増えていいのでは
  • Amazonでは辛口レビュー。原因の1つは、RPAの調査不足
  • 実用・一般・シンプルの両立は難しい
  • レビューは辛口だが、自動化本は需要があり売れているとのこと

自動化は結構具体的なところまで求められるそうで、各自がそれぞれの一推し自動化コードを共有するといいかもと思いました。
私の場合は、Excelファイル製アンケートの集約スクリプトです。
(コマンド一発で集約できたので、意気揚々と仕事していました)

#dekiru_py は2章分レビューしたことで献本いただいていたので、今回買ってプレゼントとして持参しました。
(中野さん、じゃん献本へのご協力、ありがとうございました)

データサイエンティスト養成読本ビジネス活用編のこぼれ話とエンジニアとデータサイエンティストのコラボについて(伊藤さん)

エンジニアとデータサイエンティストとで、「リファクタリング」が噛み合わないというのが印象的でした。

  • データサイエンティストはnotebookをきれいにすることと思う
  • エンジニアとしてはコードを効率化したい

データサイエンティストはテストコードよりテストデータかもしれないというアイデアは「再現性確保できるしなるほど」と思いました。

また、Research Oriented Codeのブログの方が、US PyCon 2019 Debrief Session - connpass で話されるそうなので、お会いするのが楽しみです。

『テスト駆動Python』入門(やっとむさん)

pytestは覚えることが少なく(ルールがシンプル)、使いやすそうな印象を受けました。
素振りして業務に取り入れたいなと思います。
「テストを書く=TDD」ではないというのが印象的でした(たしかに開発してからテストを書くこともありますもんね)

LT: 全世界のMasoniteファンの皆さんおまたせしました!!(medyさん)

setup.pyは『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版』が参考になるかもしれません。

Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版

Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版

LT: データまえしょりすとのためのpytest入門(komo_frさん)

pytestのお話 in データサイエンス(データの前処理)。
紹介していただいた以下を見て、データサイエンスにおけるテストコードの書き方考えてみます(#mokupyでやろうかな)
Jes Ford - Getting Started Testing in Data Science - PyCon 2019 - YouTube

LT: 職業Pythonista歴半年の私が「君、修正早いね」先輩を唸らせた話(mizzsugarさん)

テストで早い修正を可能にしたというお話。
Djangoでもテストコード書く習慣をつけたいところです。

感想

やっとむさんのトークの影響か、テストが裏テーマだったように思います。
データサイエンスにおけるテストは、今の状況を打破する可能性があり、ちょっと取り組みたいなと思いました。
トークに質問(sli.doで集約)が多く出て、また、LTも目白押しで、すごく盛り上がっていたと思います。
発表者、運営、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。
登壇報告は少々お時間ください。