はじめに
頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
6月のみんなのPython勉強会について、イベントレポートをまとめます。
勉強会の概要
「みんなのPython勉強会」では、Pythonを中心としてプログラミングを仕事、研究、趣味など様々なシーンに生かす方法を一緒に学びます。プログラマ、WEBエンジニアに限らず、初心者からマスターまで様々なレベルの、いろいろな分野の人が集まるので、「みんな」の勉強会です。お気軽にご参加ください。
「いろいろできるぞ、Python!(TDDや自動処理など)」回ということで、Python本の著者3名が集まりました。
私も5月のDjangoCongressのレポートをさせていただき、Pythonはいろいろできるを示せた回だったと感じています。
(質問への回答をまとめた登壇報告を準備中です)
今回はトーク・LTへの感想を簡単に残します。
Pythonで自動化の本を書いた話(中野さん)
以下の本(#dekiru_py)の著者の方によるトークです。
できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。 (「できる全部入り。」シリーズ)
- 作者: 森本哲也,中野正輝,池徹,岡田幸大
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2019/05/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 動機:自動化のレシピ本が増えていいのでは
- Amazonでは辛口レビュー。原因の1つは、RPAの調査不足
- 実用・一般・シンプルの両立は難しい
- レビューは辛口だが、自動化本は需要があり売れているとのこと
自動化は結構具体的なところまで求められるそうで、各自がそれぞれの一推し自動化コードを共有するといいかもと思いました。
私の場合は、Excelファイル製アンケートの集約スクリプトです。
(コマンド一発で集約できたので、意気揚々と仕事していました)
#dekiru_py は2章分レビューしたことで献本いただいていたので、今回買ってプレゼントとして持参しました。
(中野さん、じゃん献本へのご協力、ありがとうございました)
データサイエンティスト養成読本ビジネス活用編のこぼれ話とエンジニアとデータサイエンティストのコラボについて(伊藤さん)
エンジニアとデータサイエンティストとで、「リファクタリング」が噛み合わないというのが印象的でした。
- データサイエンティストはnotebookをきれいにすることと思う
- エンジニアとしてはコードを効率化したい
データサイエンティストはテストコードよりテストデータかもしれないというアイデアは「再現性確保できるしなるほど」と思いました。
また、Research Oriented Codeのブログの方が、US PyCon 2019 Debrief Session - connpass で話されるそうなので、お会いするのが楽しみです。
『テスト駆動Python』入門(やっとむさん)
#stapy
— nikkie (@ftnext) 2019年6月12日
恥ずかしながら、unittestでいいじゃんと思っていたのですが、pytestすっごく便利そう(これまで知らなかった。。)
- テストは行き先を示す道標 兼 足元を照らす明かり
- 安全に行ける歩幅で進む
- テスト駆動開発は身につけられる開発手法。TDDをしなくてもテストを書くこともある
pytestは覚えることが少なく(ルールがシンプル)、使いやすそうな印象を受けました。
素振りして業務に取り入れたいなと思います。
「テストを書く=TDD」ではないというのが印象的でした(たしかに開発してからテストを書くこともありますもんね)
LT: 全世界のMasoniteファンの皆さんおまたせしました!!(medyさん)
#stapy @dumblepytech1 Masonite Adminすごい!
— nikkie (@ftnext) 2019年6月12日
pip対応頑張ってください
setup.py
は『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版』が参考になるかもしれません。
- 作者: 株式会社ビープラウド
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2018/06/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
LT: データまえしょりすとのためのpytest入門(komo_frさん)
pytestのお話 in データサイエンス(データの前処理)。
紹介していただいた以下を見て、データサイエンスにおけるテストコードの書き方考えてみます(#mokupyでやろうかな)
Jes Ford - Getting Started Testing in Data Science - PyCon 2019 - YouTube
LT: 職業Pythonista歴半年の私が「君、修正早いね」先輩を唸らせた話(mizzsugarさん)
テストで早い修正を可能にしたというお話。
Djangoでもテストコード書く習慣をつけたいところです。
感想
やっとむさんのトークの影響か、テストが裏テーマだったように思います。
データサイエンスにおけるテストは、今の状況を打破する可能性があり、ちょっと取り組みたいなと思いました。
トークに質問(sli.doで集約)が多く出て、また、LTも目白押しで、すごく盛り上がっていたと思います。
発表者、運営、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。
登壇報告は少々お時間ください。