はじめに
いいいっけええええええええっ!!!!! nikkieです。
時をかける少女でおなじみ、ナイスの日にみんなのPython勉強会がありました。
いつものようにスタッフ参加しており、勉強会のレポートを綴ります。
目次
勉強会の概要
「みんなのPython勉強会」では、Pythonを中心としてプログラミングを仕事、研究、趣味など様々なシーンに生かす方法を一緒に学びます。
プログラマ、WEBエンジニアに限らず、初心者からマスターまで様々なレベルの、いろいろな分野の人が集まるので、「みんな」の勉強会です。
7月のテーマは「推し(レコメンデーション)と機械学習」。
トーク2本 + LT2本の濃密な時間でした
- トーク
- LT
『Pythonとクラウドと野球の推し活』
今年1月#891に続いてshinyorkeさんのstapy登板。
#stapy ご清聴ありがとうございました。
— Shinichi Nakagawa / 中川 伸一 (@shinyorke) 2023年7月13日
Pythonとクラウドと野球の推し活. / Baseball Data Platform for Python and Google Cloud https://t.co/fsUBSu3W8T
今回の勉強会のconnpassページのプロフィールには以下のようにあります。
推しのPythonは「FastAPI」「Pandas」, 推しのクラウドはGoogle Cloud(特にBigQueryとCloud Run), 推しの野球選手は北海道日本ハムファイターズの万波中正外野手.
推しのPythonと推しのクラウドを使って、野球の推しをデータで追いかけるシステムを自作されたというお話!
最近のオオタニさん球速落ちてるとのこと
— nikkie にっきー (@ftnext) 2023年7月13日
6月のバッティングがすごい
データで推しを追いかける #stapy
- ダッシュボードアプリ
- Dash
- Cloud Run
- データ収集基盤
- Pub/Subによるイベント駆動
最後のPython使いへのメッセージも熱い!
エンジニアリングな推し活は最高ですよ〜!
推し活だからやってて楽しいのは当然として、エンジニアリングの知見も貯まるのでそれをもとに中川さんのようにアウトプットもでき2、「人生とキャリアを豊かにする」はそのとおりだな〜と思います
ちなみに中川さんのアウトプットは、バージョンアップ&登壇するイベントに合わせたチューニングを経ていまして、過去のバージョンは以下です
- PyCon JP 2022 Python使いのためのスポーツデータ解析のきほん - PySparkとメジャーリーグデータを添えて
- ダッシュボードアプリ
- PySpark
- デブサミ 2023 「推しは推せる時に推せ」という俺のDXを実現するためのサーバレスなデータ基盤開発と運用
- Pub/Sub
お約束もありましたね
『機械学習デザインパターン』
翻訳されたお一人、鷲崎先生による発表。
この書籍は一部だけ読んで3積んでましたが、機械学習システムに携わっていく身には学びが深そうな本と認識しました。
書籍から紹介されたパターンは以下
- デザインパターン19:2段階予測
- デザインパターン13:転移学習
- デザインパターン2:埋め込み(Embeddings)
- デザインパターン5:問題再設定(Reframing)
- デザインパターン18:継続的モデル評価
書籍外から紹介された「Deployable Canary Model」4
テーマの「推し」に絡めたナイスなQA!
訳された鷲崎先生の"推し"は
— nikkie にっきー (@ftnext) 2023年7月13日
「なぜembeddingsなどの仕組みがうまくいくのか」が解説されているところhttps://t.co/av1IdAvVJ4
#stapy
LT
1本5分でPythonについて自由に語るLT (Lightning Talk) のセッションです。
みんなに語りたい熱いネタがある人は誰でも歓迎です!
会のテーマと関係なく、語りたいPythonネタ5を語っていただいて全然OKです。
毎月やるのでお待ちしています〜!
今回はLTが会のテーマと関係していて、格別に素晴らしかったです👏
- 【推しのLINE Bot】
- 「からかい上手の高木さん」の高木さんとしりとり
- ユーザ=西片なので、高木さんからのからかいもあるよ
- 私「神 ア プ リ じ ゃ ん!!」 <- 落ち着いて(どうどう
- ChatGPTのプロンプトエンジニアリングで実装
- えるたそになってる事例を見ていたので、高木さんにも当然なれるよね
- 過去の会話履歴を送ればしりとりが成立(Ngセンセの講座6でチャット用途なら履歴を送るとそれまでの文脈を考慮して返してくれると学んだので納得感)
- アーキテクチャはAWS Lambda
- 会話履歴はDynamoDBに保存している
- 中川さんトークにあった「エンジニアリングな推し活」の1つの事例!
- 「からかい上手の高木さん」の高木さんとしりとり
- AIがアルゴリズムを考え出した
- 要素数2〜4のソートという頻出処理、「問答無用で最初の3つをソート」は人間には思い付けなさそう
終わりに
2023年7月のみんなのPython勉強会、ナイスなstapyでした。
推し活 × エンジニアリング、そして、機械学習システムと、私にはどストライクなコンテンツでした!
推し活絡みで、伝説の過去回「推し×IT」(2020年2月)も思い出しましたね〜
来月8月は数学の予定です。
connpassページも近日中に公開予定!
ご参加いただいた皆さま、発表者の皆さま、運営スタッフの皆さま、ありがとうございました。
いや〜、ナイスの日(7/13)にふさわしいナイスな #stapy でしたね!
— nikkie にっきー (@ftnext) 2023年7月13日
推しごとxエンジニアリング、楽しく推し活してエンジニアリング力もアップ!
訳された鷲崎先生から『機械学習デザインパターン』のお話も聞けた
LLMを使って高木さんが召喚されていた!非常に熱い
ご参加ありがとうございました
P.S. 【推しの子】フィーチャー!
ここで秘密が明かされましたが、今回は実質【推しの子】です❤️ #stapy https://t.co/5uNh3GMaX7
— nikkie にっきー (@ftnext) 2023年7月13日
今回のキーワードは「推し」!
全編に渡って登場しましたね。
この語でつながるのが個人的な激アツポイント!
「あんまり【推しの子】ではなくない?」ともしかしたら思ったかもしれないそこのあなた!
そう感じたとしても全然OK。
嘘は とびきりの愛なんだよ?
【推しの子】フィーチャーの中で回収されるのです!(ドヤァ)
このセリフは(PCでアクセスすると罵られるというご褒美もある)有馬かな応援サイトにて、第1話試し読みで確認できます
現代、マジやばくね?
— nikkie にっきー (@ftnext) 2023年6月23日
【いま、有馬かなが読書をしてるよ📕】
世界初!漫画【 #推しの子 】の人気キャラ、「 #有馬かな 」と遊べるサイトが誕生!
君もマネージャーになって、有馬かなの信頼獲得を目指せ!#有馬かな元気かなhttps://t.co/yzcGIEV4Uf
- レポート アーカイブ ↩
- nikkieの事例です。↩
- 「デザインパターン6:マルチラベル(Multilabel)」だけ完全に理解しています。↩
-
発表中に紹介された「Software Engineering Design Patterns for Machine Learning Applications (IEEE Computer, Vol. 55, No. 3, pp. 1-9, 2022)」にも掲載されています。ParallelMというベンチャーが2018年くらいに開発していたようでスライドも見つかりましたが、いまはその会社はないようです。アイデアはよさそうでしたが、現実的に何が難しかったんだろう Interpretability and Reproducibility in Production Machine Learning Applications from Swaminathan Sundararaman↩
- 語りたいネタの一例です。私は今回準備時間が取れたら、推しとも機械学習とも全然関係ないこちらを話そうと思っていました ↩
- 複数message ↩