はじめに
チノちゃんをもふもふしたいな〜1、ってココアさんが言ってましたー。nikkieです。
TEX WikiのLaTeX入門から、一部つまんで取り組みました。
もふもふではなく、てふてふの様子をお届けします。
目次
nikkieとTeX
全然書けません!(お手上げ)
この2つの点をつなぐものがSphinx。
Sphinxは原稿(reST)をPDFにビルドすることもできます。
その過程でTeXファイルに変換されていて、reST -> TeX -> PDF という理解です。
このTeXの部分について、ちょっとだけでも理解を深めようと取り組みました。
TEX Wiki LaTeX入門
TeXとは? LaTeXとは? というところから解説されます。
以前見かけたツイートとつながったぞ!
説明しよう。LaTeXってのは、実際には「TeXの便利な使い方」の1つ(別の使い方もあるという意味)。pLaTeXは、「TeXを改造したpTeXという別なやつの便利な使い方」の1つ。さらにupLaTeXは、「pTeXを改造したupTeXという別なやつの使い方」の1つ。どれもライブラリ的なやつの互換性はわりとあるけど別物
— keiichiro shikano λ♪ (@golden_lucky) 2022年11月25日
TEX Wiki 最初の例
以下のex1.tex
からPDFを作ります。
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle} \begin{document} 吾輩は猫である。名前はまだ無い。 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。 何でも薄暗いじめじめした所で ニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。 吾輩はここで始めて人間というものを見た。 \end{document}
TeXの環境は、Dockerイメージ sphinxdoc/sphinx-latexpdf を使いました2。
SphinxでreSTの原稿からPDFを作る際に使っているイメージです。
TeXの環境構築は難しいと聞いているのですが、このDockerイメージのおかげでいつも楽をさせてもらっています(ありがとうございます!)
コマンドは以下です。
※$PWD
にex1.tex
があります
% docker run --rm -it -v $PWD:/docs sphinxdoc/sphinx-latexpdf bash # platex ex1 # dvipdfmx ex1
これでex1.pdfができます。
以下の2つをやったわけです:
今回知った一番の驚きは、この2つを1コマンドでできるということ!
ptex2pdf -l ex1
pLaTeX と dvipdfmx が順に実行されて ex1.pdf が得られます。
TEX Wiki レポートの例
より複雑なソースとしてレポートの例が登場します。
章立てや箇条書きなど、TeXでの記法が解説されます。
私のユースケースだとこれらを直接書くことはありませんが、一通り把握するとSphinxが途中経過するTeXファイルに「ここが章立てだ」「箇条書きだ」と読めるところが見つかって嬉しいですね。
終わりに
TEX Wikiの例をsphinx-latexpdfイメージで動かした共有でした。
TEX Wiki、非常に分かりやすかったですし、TeXの環境構築も御多分に洩れずDockerでめっちゃ楽になっていますね。
巨人の肩に乗った感!
SphinxでPDF出力ってブラックボックスでエラーが怖かったですが、TeXのことを知り、Sphinxの実装に興味出てきました。
ちょっとずつ覗いていこうと思います〜