はじめに
七尾百合子さん、お誕生日 61日目 おめでとうございます!1 nikkieです。
1周目としてざっと読んだログです。
少なくともあと1周はするぞ〜!
目次
『LLMのプロンプトエンジニアリング』
原著は2024年11月リリース。
高速での翻訳に感謝です2。
なお副題は原著の「The Art and Science of Building Large Language Model–Based Applications」(大規模言語モデルベースのアプリケーション構築の人文科学と自然科学)の方が体を表していると思います。
翻訳者のお一人 服部さんは「Prompt Engineering Guide」を翻訳された方でもあります。
オライリーのプロンプトエンジニアリング本、プロンプトエンジニアリングの理解度チェックにぴったりだと思います
— Yuki Hattori |「LLMのプロンプトエンジニアリング(O'Reilly)」発売中 (@yuhattor) 2025年5月13日
本書で発見があったなら、それは「不足分を埋められた」ということだし、簡単に感じたならそれは自信を持って良いということ
なお、発売前からAmazon物理学本カテゴリーで1位(なぜ...)
オライリーのプロンプトエンジニアリング本ですが、
— Yuki Hattori |「LLMのプロンプトエンジニアリング(O'Reilly)」発売中 (@yuhattor) 2025年5月9日
「GitHub Copilot の発明者が書いた」ということもあり「小手先のプロンプトテクニック」ではないです。
どちらかというと、プロンプトエンジニアリングの本質を理解し、生成AIアプリを作るための手法、哲学を学ぶ本です。
コレを読むと、プロンプトエンジニアリングにそもそもなんで「エンジニアリング」というワードが付いていたかがわかると思います。
— Yuki Hattori |「LLMのプロンプトエンジニアリング(O'Reilly)」発売中 (@yuhattor) 2025年5月15日
みんな誤用しまくって(もしくは表層だけをなめて)手法論ばかり語る傾向にあったので今の使われ方になってしまっていますが https://t.co/gwJvRC4CUF
感想:LLMアプリケーション開発している方にオススメ
- Ⅰ部 基礎:私にはめちゃめちゃよかった
- Ⅱ部 中心的なテクニック:あんまり腹落ち感ないので繰り返し読む
- Ⅲ部 プロンプト作成のエキスパート:ここもよかった
『LLMのプロンプトエンジニアリング』Ⅰ部をざーっと確認https://t.co/3DsZ6vtgrO
— nikkie(にっきー) / にっP (@ftnext) 2025年5月16日
まさしく「基礎」です。言語モデルや自己回帰というところから説明し、TransformerやRLHFまで流れがまとまってる。論文へのリンクがあるのもありがたい
松尾研のLLM講座資料をおすすめしてましたが、今後はこっちかも
LLMにプロンプトを書いてアプリケーションを作った経験がある身には学びが豊富でした3。
Ⅰ部とⅢ部でこれまで断片的に知っていた知識が体系化されたのが私にはよかったです。
この本はハーケンになりました
上のツイートにもありますが、Ⅰ部は数式を使わずに大規模言語モデルにチャットできるのはこういう仕組みということを説明していたのがよかったです(Scienceの部分)。
LLMはトークンが認識単位なので、strawberryの中のrの数は間違えるけれど、typoの検出はできるというように、原理から説明していました。
読む中で知っていることが整理されていって夢中で読んでましたね。
またⅢ部はツールの使用やCoT、ReActなど、2024年前半くらいまでの研究の流れを体系立てて説明していました。
Ⅱ部の腹落ち感があまりないのは、ここで解説されるような長いプロンプトを論文の実装に眺めるだけで、自力で書いたことがないからなように思います。
他の部と比べて自分の持っている知識が整理されていく感覚は少なかったのですが、記載が間違っているとは全く思いませんでした。
Lost in the Middleやプロンプト末尾の情報ほどモデルに影響を与える(だからサンドイッチが導き出される)と説明は体系立っていましたね。
私の経験からプロンプトが機能しないときって、Pythonの実装ミスで訓練データ(Web上テキスト)で見かけないような形式になっていることが多いんですよね。
- Pythonの
("aaaaaa" "bbbbbb" "cccccc")という文字列連結により、横に長い改行皆無という見慣れない形式 textwrap.dedent()を忘れて、全行インデントされたmarkdownという見慣れない形式
これの説明が「赤ずきんの原則」というのは初めて聞きました。
他にも「チェーホフの銃の誤謬」など、初めて聞く理論名がありましたね。
終わりに
『LLMのプロンプトエンジニアリング』、数式なしで日本語で読め、LLMアプリケーションのプロンプトにすぐ活かせる知識が詰まっていると思います。
以下のツイートの「驚くだけでなく、何故驚くかを言語化し続けてください。」にピンポイントな書籍だと感じました👏
生成AI シンポジウムでメッセージを恐縮ながら送らせていただきました。… https://t.co/N35ck35phl
— シェイン・グウ (@shanegJP) 2024年5月8日
思想が強い締めですが、俗に言われるコスパ・タイパなるものを考えても、LLMアプリ開発者が参考にすべきは、驚きに満ちたツイートのプロンプトよりも、『LLMのプロンプトエンジニアリング』や類書ではないでしょうか
おまけ:見かけた評判
読了。
— mizchi (@mizchi) 2025年5月16日
単なるプロンプトのテクニック集ではなく、LLM はどのような構造か、それがどうトレーニングされてるかを説明した上で、そこから逆算してLLMにとって有効なプロンプトは何か、というのを論理的にエンジニアリングする内容だった。
7章のlogprob使う方法はここでしか見たことない知見だった。 https://t.co/eK7WyyMjzR
オライリーの「LLMのプロンプトエンジニアリング」を読了
— erukiti (@erukiti) 2025年5月17日
ちょっと内容が古いけど、良い本。おそらく2024年中頃までに書かれている。reasoningモデルとかには一切触れてない。一部軽くだけArtifactsに触れてる(逆に軽くしか触れてなくて惜しい)…
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麗花さん、お誕生日おめでとうございます!
↩本日は北上麗花さんの誕生日です!
— ミリオンライブ! シアターデイズ【公式】 (@imasml_theater) 2025年5月16日
劇場のホワイトボードにあずささんと風花さんと未来ちゃんと琴葉ちゃんと雪歩ちゃんがメッセージを書いてくれましたよ♪
みんなで頑張って、エントランスも飾り付けちゃいました!
プロデューサーさんも一緒にお祝いしてくださいね♪#ミリシタ pic.twitter.com/bTxy5WtC0C - 私は英語論文を読んで知っていた概念がほとんどでしたが、初見だとするとカタカナ語が多いのが気になるかもしれません。とはいえ分野の訳書はまだ少ないと思うので、訳語を突き詰められるかというと現実的に難しそうです↩
- アプリケーションの中のプロンプトに限らず、ソフトウェアエンジニアリングができるエージェントに書くプロンプトにも活かせると思います↩
