nikkie-ftnextの日記

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VS Code Conference Japan 2024 #vscodejp より、感想「GitHub Copilot活用、現場の声(経験者)パネルディスカッション!」

はじめに

サリーちゃん😭 nikkieです。

VS Code Conference Japan 2024に参加しました1
GitHub Copilotについてのパネルディスカッションを聞いて、「Copilotを使っていかなきゃ!」と思い立ち、一本書きます。

目次

GitHub Copilot活用、現場の声(経験者)パネルディスカッション!

内容紹介

本セッションでは、4人のGitHub Copilotのユーザに登壇いただき、パネルセッション形式でそれぞれの使い方や、その勘所を語っていただきます。(特設サイトのタイムテーブルより)

パネラーには以下を書かれたお二方もいらっしゃいました!

アーカイブ情報

アーカイブは 5:14:40 あたりから

Togetterはこのあたりです。
https://togetter.com/li/2353434?page=16

挙がった資料を確認

サイバーエージェントGitHub Copilot導入と 開発生産性

「Copilotを活用したコーディングのポイント」のスライド

実装を始める前にコメントで実装内容を記述

  • (斜体は感想)100点のコードを期待せず、ざっくり補完させるってことかな

生成されたコードをベースに実装を拡張していく

  • 自分で書くのが私にとって一番面白いから、生成コードを優先させ続けるのはちょっと受け入れがたいな〜
  • 実装を始める前に参考にしたいコードをコメントとして貼っておく

  • 参考にしたいコードの下にそれっぽい変数名を定義する

LLMが得意な方向にお膳立てしている感(一から自分で書くより結果的には速いのかな)

Copilotだけでなく、ChatGPTも使い倒していて2興味深かったです。

GitHub Copilotでできること一挙ご紹介

パネルディスカッションで「GitHubの田中さん3の資料」と挙がった資料です4

3つのパートからなっていました

  1. コード補完
  2. チャット
  3. エディタ機能への統合

1はCopilotの話で、「いかに適切な文脈を渡すか」を追求しています5

  • 関連するファイルは常に開いておこう
  • 名前(一貫性のある命名規則
  • コメントとして、欲しいコードについての説明を自然言語で書く
  • 自分でコードを書き始めてみる
    • =文脈となるコードを書く

積ん読です

2と3はCopilot Chatについて。
3つの概念を紹介

  • コンテキスト変数(#で始まる)
  • スラッシュコマンド(/で始まる)
  • エージェント(@で始まる)

Copilot Chatはエディタ機能への統合が進んでいて、インラインでチャットできるそうです。
Fix using Copilot」や、「Rename Symbol」7でCopilotの提案もあるんだとか!

次に読みたい「GitHub Copilot Patterns & Exercises」

上の資料から始めて情報収集する中で、1人の人物のお名前を何度も拝見しました。
その方の名は、GitHubのHattoriさん(@yuhattor)8
https://speakerdeck.com/yuhattor

Hattoriさんの資料の中に繰り返し登場するのが、「GitHub Copilot Patterns & Exercises」。
ご本人が翻訳されています

こんなにパターン化されているのですね。
積ん読にけって〜い!

終わりに

VS Code Conferenceを機に、GitHub Copilotを使っていこうと使い方を調べました。
CopilotはContext Is All You Need感、文脈重要。
ノウハウをインプットしながら、日々のコーディングで試していきます!

LLMの話題の中でCopilotをあまり追っていなかったのは、コーディングは一番楽しいところなので機械に譲り渡したくないという思いがあったんですよね。
このあたり完全に払拭されたわけではないのですが、Copilot(などのAI)によってコーディングのあり方は変化していることをパネルディスカッションで感じました。
受け身に回って変化を強いられるよりは、積極的に試していこうと思っています。

P.S. ことみん先生のお言葉

Copilot、使いこなすぞ!!9


  1. 登壇報告は改めて
  2. https://speakerdeck.com/kurochan/saihaesientonogithub-copilotdao-ru-to-kai-fa-sheng-chan-xing?slide=55
  3. システム運用アンチパターン』(など)を翻訳されている方でした
  4. 確認も取れています。https://twitter.com/Horie1024/status/1781637061008908498
  5. RAGのR(retrieval)の部分に対して、人ができることが多い事例なのかなと思います
  6. 重宝しています
  7. 過去のVS Code Meetupでも話されています(11:10〜)
  8. 素晴らしい研修資料だと思います