nikkie-ftnextの日記

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Agent Development Kit で Gemini 以外の LLM を指定する(OpenAIのgpt-4oやo3を例に)

はじめに

七尾百合子さん、お誕生日 126日目 おめでとうございます! nikkieです。

Googleが開発している ADK (Agent Development Kit) のドキュメントを見ていて、「Geminiだけじゃないんだ!」と気づきました。

目次

前回のADK

Cloud Next ‘25 で発表

Python SDKだけでなく、最近Java SDK爆誕しました。

このブログでも何本か記事を書いています。

今回は YouTube Shorts エージェント(sub agents でなく Agent-as-a-Tool の方)をOpenAIのモデルで動かします

ADKのドキュメント「LiteLLMと一緒にできるよ」

ばーん、「Using Different Models with ADK」!

google.github.io

Using Cloud & Proprietary Models via LiteLLMによると

  1. LiteLLM1 をインストール
  2. 環境変数の設定(今回は OPENAI_API_KEY
  3. 実装:LlmAgentmodel引数にLiteLlm(model="openai/gpt-4o")のように渡す

他にもOllama連携Vertex AI Model Gardenのモデルを使う方法も載っています。

LiteLLMのドキュメントもあります。

docs.litellm.ai

見なよ... OpenAIのモデルで動くADKを...

adk-docsリポジトリのexampleの agent.py を置き換えます。

モデルは以下のように置き換えました。

  • gemini-2.5-pro -> openai/o3
    • google_searchツールの使用はGeminiのみのようだったので、やむなく残しています
  • gemini-2.0-flash -> openai/gpt-4o

起動 uvx --from google-adk --with litellm adk web

「write me a script on how to build AI agents」

o3、ShortsScriptwriterを2回呼び出して書き直させている!
Geminiにはなかった動きです

Shorten previous script to ~75 words/30 seconds max. Keep hook, 3 steps, final CTA. Make it punchy.

終わりに

Googleの Agent Development Kit (ADK) は、LiteLLM によって Gemini 以外のLLMも使えます!
Geminiだけだと思い込んでいたので、発展ぶりに驚きました。

OpenAIのAPIの形式がデファクトスタンダードだと思っていますが、LiteLLMを使ってOpenAI APIの形式に揃え、そこからADK側でGemini APIの形式に変換することであらゆるLLMをサポートできるじゃん💡と気づきました(アダプターを2回! ※ソースを読みにいけてないので誤解かも)

P.S. 久しぶりに動かした YouTube Shorts エージェント

sub agentsバージョン
https://gist.github.com/ftnext/34afa0733770b2f3642250e07b54a9e0
Gemini 2.5 Proの内部知識で回答されました。

Agent-as-a-Toolバージョン
https://gist.github.com/ftnext/52e51b68d527bfce8d6db699d7c0437a


  1. 過去記事