nikkie-ftnextの日記

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そこにいるペアのCopilotを慮り、VS Codeのエディタに増えたタブを閉じる

はじめに

REFRAIN REL@TION、よすぎる... nikkieです。

先日のVS Code ConferenceからのTake awayとして、GitHub Copilotのことを考えることが増えました。
その一部をアウトプットします

目次

エディタで開いているファイルに注意を払う

VS Code Conferenceでも取り上げられた、GitHub 田中さんのスライド。

関連するファイルは常に開いておこう

なぜかというと、「現在のファイルのカーソル前後のソースコードや、別のタブで開いているファイル」が文脈となるから(田中さんスライド前のページより)

GitHub Copilot Patterns & Exercises』でも取り上げられています。

GitHub Copilot が提案に使用するファイルは、主に現在開いているファイルとそれに隣接するタブファイル(基本的には同じファイル拡張子)です。
正確な提案をするためには、関連するファイルだけを開いておくことが不可欠です。

ただし「2023年8月時点」とのことです

一人でプログラミングしているときには、多くのファイルを開いた状態でも私はそんなに気にしていませんでした。
ですが、改めてこのドキュメントを確認すると、以下が刺さりました。

「不要なファイルを閉じる」などの実践は、GitHub Copilot を使用していない場合であっても、コーディングにプラスの影響を与える可能性があります。

所作を常中させるぞ! ショートカットの確認

タブをすべて閉じる

macOSでは ⌘K + W です1
タブを右クリックすると現れる「Close All」のショートカットです。

エディタを分割して開いている場合は、アクティブになっている側が全部閉じます(なので、複数回打ち込みます)

WindowsLinuxでは、Ctrl+K Ctrl+Wのようです。

タブのピン留め

Visual Studio Codeのピン留め機能を使用すると、これらのファイルを必要に応じて簡単にアクセスし、GitHub Copilotに効率的に情報を提供できます。

ドキュメントはこちら
https://code.visualstudio.com/docs/editor/custom-layout#_pinned-tabs

  • コマンドパレット「View: Pin Editor」
    • 逆のコマンドは「View: Unpin Editor」
  • macOSでは ⌘K ⇧Enter
    • WindowsLinuxについてはショートカット一覧のPDFに見つからず、Copilotさんによると Ctrl+K Shift+Enter とのことです(真偽のほどは!?)

ピン留め操作は以下が分かりやすかったです。

ピン留めしておくと、「Close All」でも閉じないですね。
これは便利だ! もっと使っていこう

終わりに

GitHub Copilotを使い始め、「文脈」を意識するようになりました。
今回取り上げたのは、開いているファイルの整理です。
実装が小さくとも一段落ついたタイミングで、⌘K + Wでタブ(開いているファイル)を一掃します。

この「不要なファイルを閉じる」所作は、コーディングに一服を与えてくれているようです。
一瞬ですが気持ちを整えてから、Copilotと一緒に書くファイルを開いて次の小さな実装に向かいます。
Copilotを使おうと思って1週間程度ですが、まさか自分がCopilotの文脈を意識したコーディングスタイルに変わり始めるとは思いませんでしたね

VS Code⌘Kは続くキー(second key)を待つモードになるらしく、動きとして興味深いです2
今回は⌘K then Wや、⌘K then ⇧Enterの紹介でした


  1. https://code.visualstudio.com/shortcuts/keyboard-shortcuts-macos.pdf
  2. 古のEmacsを強要された記憶が蘇って、これ以上はダメーーー!!!(学生自体色々あって)