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LT王子 nikkie:オリジン #stapy

はじめに

これは僕が、最高のヒーローになるまでの物語だ。
今回はヒロアカオマージュでお届けしてます1、nikkieです。

来る9/27(水)にLTのコツをLTします!
発表準備にあたり、みんなのPython勉強会の懇親会でLTしまくり、4代目LT王子となるまでをふりかえりました。

目次

「LTのコツ」大披露会の準備をしていて

これまでLTしたことない方!
LTに不慣れでどうやったらいいか悩んでいる方!

強い人たちに混ざって自分なんかしゃべれんの?とか、
発表内容決められないしまったく自信もてない!とか、
LTしてみたいなーと思いつつ悩んでいませんか?

こちらの発表準備をする中で、この悩みって過去の私もあったはずだよな〜と思いました。
特に「強い人たちに混ざって自分なんかしゃべれんの?」です。

私は2018年にPythonネタを中心にLTし始め、4代目LT王子を戴冠したのですが、過去の私がどうやって一歩踏み出したのかを整理してみようと思い、この記事を書いています。
発表の副読本的に、同様の悩みを持つ方が一歩踏み出すきっかけとなったら嬉しいです。

そもそもLT王子とは

みんなのPython勉強会(a.k.a. stapy)の懇親会でたくさんLTをした者に送られる称号です

stapy共同設立者・代表の阿久津さんによると

LT王子=StapyのイベントでLTをたくさんやってくれる、向学心の旺盛なナイスな人たち (slide=19)

COVID-19より前は、新橋の会場で毎月開催していて、懇親会でビアバッシュがありました。
ビールサーバーがstapy名物だったとか🍺

その懇親会の一角で有志によるLTがありました(懇親会LT)。
参加者全員で聞くわけではなく、話されるPythonネタに興味のある方だけで聞きます。
普通に懇親でにぎやかな中、並列でLTも行われていました。
あのワイワイ感(ワチャワチャ感)は懐かしいですね〜

ちなみにLT王子は現在4代(※もしかすると5代かもしれない)いますが、これはアイドルグループの新規メンバー加入と同じ扱いです。
私が4代目になった際、初代〜3代目には何も変化はなく、LT王子が全部で4人になりました。

では、どうやって一歩踏み出し、懇親会でたくさんLTするようになったのでしょうか?

懇親会でLTするまで:先代LT王子の誘い

stapy #31 「Pythonでスタートして、Pythonを仕事にするまでの話」

私がみんなのPython勉強会に初めて参加したのは、2018年1月の#31です

その会の発表の1つが「Pythonでスタートして、Pythonを仕事にするまでの話」。
これは2代目LT王子のNaoYさんによるトークです。
(LT王子とは、StapyのイベントでLTをたくさんやってくれる、向学心の旺盛なナイスな人ですよ)

当時のレポートにもあるのですが、私の興味を惹いたのは「LT駆動開発」。
NaoYさんスライドより

  • LTでの発表を目標に勉強・開発する
  • 気になる技術・ライブラリを使ってみる
  • その場でフィードバックが得られる
  • #stapyのLTが気軽さ・期間ともに最適

NaoYさんは「コードを書けるエンジニアになりたい」という思いでPythonを始め、stapyと出会います。
そして、LT駆動開発を実践され、その結果として2代目LT王子となったのです。

私はメインの開発言語が日本語、メインのエディタがエクセルだった時期が長くあり、「コードを書けるエンジニアになりたい」にはとても共感しました。
当時の私はPythonを始めた時期で、作りたいものを作れたPython2には好印象をもっていました。
そこでNaoYさんをロールモデルとして、PythonネタでLT駆動開発を真似してみようと思ったのです。

初めてstapyに参加した私は懇親会まで楽しみました。
懇親会のLTを聞いてみて、「LTしやすそうな雰囲気」とレポートに残しています。
全員で聞くわけじゃない野良感が当時の私にはよかったんですよね

stapy #32 で初めての懇親会LT

ひとまずやってみようと、翌月のstapyでLTしました。

業務の都合でpandasを触り始めたので、それをLTネタにしました。

アニメデータをpandasで集計しています。

業務で触ったpandasで学んだことをLTしたというのが、LTの経験も少ない当時の私には大きかったなと思います。
ここで業務と離れたネタを選んでいたら、準備が間に合わずLTできなかったかもしれないですし、準備が大変で次回の前に少し休もうとなっていたかもしれません。

懇親会でたくさんLTするまで:Markdownファイルをプレゼンスライドに(ありがとう、GitPitch)

一度やってみたあとも、NaoYさんのLT駆動開発を真似るのは継続したいと思えたので、2018年は定期的にPythonネタでLTしていきます。

  • Djangoにモザイクアート(2018/04)
  • WebAppsにデプロイは難しい(2018/05)
  • 入門者でもカンファレンスは楽しめる3(2018/06)
  • 独学プログラマー著者イベントから共有したい3つのこと(2018/07)

定期的なLTに選んだツールは(今はなき)GitPitch(ありがとうね)。
https://github.com/gitpitch/gitpitch

毎月LTをする中で、準備の大変さを和らげたかったんですね。
そこでMarkdownファイルをもとに、ブラウザでプレゼンスライドが見られるGitPitchを選択しました。
GoogleスライドやPowerPointを操作するのに比べて、Markdownファイル1つ作るだけなのが私にはよかったのです!
ツールも味方につけてLT駆動開発を繰り返していきます。

stapy 本編での登壇へ

定期的なLTがきっかけ4で、2018年9月にstapy本編で登壇します。

ショートトークは、懇親会のLTと景色が違いました(皆さん着席されていてまさに「講義」という感じでした)。

音声がないかもですが、アーカイブもあります
https://www.youtube.com/live/9rAv0ejA9X0?si=SCmRcvlK_QBAenzQ&t=2668

まとめ LT王子 nikkie:オリジン

  • 「コードを書けるエンジニアになりたい」と思っていた(2018年のnikkie)
    • この思いはPythonを始めたきっかけでもある
  • みんなのPython勉強会の懇親会LTの機会を使った「LT駆動開発」を知る
  • LT駆動開発を真似てみる
    • 業務や趣味のプログラミングの中からPythonネタを決めて、LTにコミットしていった
    • スライド作成をやりやすくするためGitPitchを選択(Markdownファイル1つで、ブラウザで見えるスライドができる)

冒頭で触れた「強い人たちに混ざって自分なんかしゃべれんの?」に対して

  • 私の場合、気軽にLTできる場(みんなのPython勉強会の懇親会)があったのが大きかった
    • 強い人たちに混ざらないアプローチだったと言えそう
  • 繰り返してLTの準備や発表の経験値を稼いだ

「コードを書けるエンジニアになりたい」という想いの強さドリブンなところがある気がします。

終わりに

LTの経験ほとんどなしというところから、stapy 4代目LT王子となるまでにやったことをふりかえりました。
ふりかえると、「コードを書けるエンジニアになりたい」一心だったのだと思います。

書いてみて、「強い人たちに混ざって自分なんかしゃべれんの?」は私はあんまり気にしていなかったなという気付きもありました。
このあたりのマインドセットで伝えたいことも浮かんだので、それは9/27に向けて準備します。
よろしければ会場で僕と握手!(あとあのでっかいマスコットに抱きつきたい)

過去の私へ、風の強い日を選んで歩いてきたおかげで、いまではCPythonに(ごくごく小さな)コントリビュートもできるまでになりましたよ!

P.S. stapy LT ver2.0へのお誘い

みんなのPython勉強会では2023年6月から、LTが本編に組み込まれました!

1本5分でPythonについて自由に語るLT (Lightning Talk) のセッションです。 みんなに語りたい熱いネタがある人は誰でも歓迎です!(connpassより)

懇親会LTと違って参加者全員の前となるのでそこにハードルを感じてしまうかもしれませんが、どなたでもPythonネタでLTしていただいてかまいません。
LTの経験を積む機会にも使っていただければ嬉しいです(お待ちしています!)。

音声での説明はこちら(直近のアーカイブ):
https://youtu.be/jwB-ScPFghk?si=nyuLfgtBoexQ5D11&t=458


  1. 記事のタイトルは EPISODES|TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』 より。最初の一文はアニメ Season2のアバンからです
  2. モザイクアートを作りました
  3. DjangoCongress JP 2018のレポートです
  4. この年の転職にもLTをはじめとするアウトプットが関わっていました。退職エントリ | 新卒入社した受託開発の会社を2年で転職して、自社サービス開発に従事します - nikkie-ftnextの日記