はじめに
頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
2020/04/15にみんなのPython勉強会がオンライン開催されました。
3月に続けてスタッフ参加ブログを書きます(驚くほど順調に行ったので、今回は裏側の話は少なめです)。
目次
- はじめに
- 目次
- 勉強会の概要
- 勉強会の様子
- 3 〜stapy #56 Online〜
- 『Ansible で始めるサーバーサイドのインフラ構築』(佐藤さん)
- 『Pythonistaに贈るAWS Lambda入門』(西谷さん)
- 『アジャイルとDevOps』(長沢さん)
- "サーバーサイド上級エンジニア"に!!! おれはなる!!!!に込められた思い
- 参加いただいた方のアウトプット!
- 感想
勉強会の概要
【オンライン+無料開催】みんなのPython勉強会#56 - connpass
"サーバーサイド上級エンジニア"に!!! おれはなる!!!!
今回のテーマは、サーバーサイドエンジニアです。このテーマにぴったりな有識者が勢揃いました。 初級、中級のサーバーサイドエンジニアにターゲットを絞り、もう一段上のレベルを目指せる講演を用意しましたのでご興味のある方はお申し込みください。
Ansible、AWS Lambda、アジャイルとDevOpsと、たしかに一歩進んだ印象を受けるトピックが揃いました。
著名な登壇者が揃った効果か、申込みは560名!
PyCon JP現地参加者の半分くらいですね。
現地開催のみんなのPython勉強会ではこうはいきません(オンライン開催で初めて受け入れられる参加者数です!)。
勉強会の様子
3 〜stapy #56 Online〜
オンライン開催の舞台裏(約3時間)の共有です。
前回うまくいかなかったZoom→YouTube Liveというアーキテクチャで配信しました。
- (18:30過ぎ)nikkie、スタッフ&登壇者用のZoomに参加(今回はスタッフも全員自宅から参加です)
- (18:40頃)画面共有チェックスタート、YouTube Liveにも配信開始
- (19:00)定刻スタート
- (21:00過ぎ)機材トラブルもなく(!)、少し押すくらいで終了
- (21:15)Remoを使ったオンライン懇親会へ移行
- (22:00過ぎ)オンライン懇親会終了
前回と比べると信じられないくらい順調に進みました。
前回に引き続き、今回も大変な中、開催していただいてありがとうございました。
— from_chc (@from_chc) 2020年4月15日
進行がスムーズに進んでいて、主催者側の方々が色々と準備されていることがわかりました。
LTされた方々も含め、本当にお疲れさまでした。
リベンジばっちりでした!#stapy
このような感想もいただき、ありがたい限りです。
Remo懇親会の舞台裏
最近注目を浴びている1Remo Conferenceを試しました。
Zoom懇親会は厳しそう、かつ、個人的に試したいと思っていたので、やってみました。
560人の参加者なので300人の部屋を2つ用意。
Present機能を使うと全参加者に対して配信できるようなので、1部屋を「懇親会LT」(オフラインでおなじみ)もできる部屋として用意していました。
20時をすぎた段階での視聴者は270名程度。
「これは2部屋あると混乱する」と直感し、1部屋にまとめて運用しました。
#stapy 懇親会はこちらです。まずRemoにログインをお願いします!
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
LT希望者の方はお気軽にお知らせくださいー https://t.co/jCLpe4BROJ
実際の参加者は30名くらいでした。
視聴者の1割くらいというのはやってみての発見です。
ひとまず無事に終わり、今はほっと胸を撫で下ろしています(冷静に考えてみると600人全員来たら大冒険でした)。
参加いただいた方から嬉しい感想もいただきました!
初参加でしたが楽しかったです。(^^)
— 神田 佳積 (@kazumiks) 2020年4月15日
Remo飲みも初めてでしたけど結構楽しかったですし。
次回もまた参加します! #stapy
Remo懇親会よかった!
— sanosan (@sanoP1man) 2020年4月15日
テーブルごとに音声会話ができて、参加するテーブルも自分で移動することも可能。
大人数でバーチャル懇親会する場合、使いやすそう。#stapy
Remo懇親会面白かった!
— コウ (@onioisioi) 2020年4月15日
テーブルを1企業としてブースみたいな使い方もできそう
#stapy
各トークの感想も共有します。
『Ansible で始めるサーバーサイドのインフラ構築』(佐藤さん)
Ansibleを知らない/聞いたことがある方向けに、Windows Serverの設定例を通してAnsibleを導入するトーク。
「始める」というタイトルの通り、とっつきやすい説明でした。
playbookやroleといった概念を出さずにAnsibleを導入したのが、入門にはうってつけだと思いました。
#stapy
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
GUIの作業繰り返し
→ミスが多くなる、確認が大変
これは本当にその通りで、
手順化されている && 繰り返すためにAnsibleから置き換えたところ、とっても楽になりました😆
私自身は業務でAnsibleを触り始め、inventory, playbook, roleなどの概念がまだ掴みきれていません。
このあたりは佐藤さんも執筆に加わった『Ansible実践ガイド』を読んでみようと思います。
Ansibleには、KatacodaのコンテンツやコミュニティのSlackもあるんですね!
Webブラウザベースで、Ansible学べます
— 一般男性 a.k.a 陽だまりの草原 (@aabbss757) 2020年4月15日
Ansible 101 by irixjp | Katacodahttps://t.co/z2uENNxUVT#stapy
毎月もくもく会やってますよ!
— 一般男性 a.k.a 陽だまりの草原 (@aabbss757) 2020年4月15日
リモート参加枠もありますよ!
質問ができるSlackチャンネルもありますよ!
Ansible ユーザー会https://t.co/AqXZ2Hwdw5
↓もくもく会の雰囲気
【初心者歓迎】Ansible始めてみたい人はまずはAnsibleもくもく会に参加してみよう! https://t.co/0CV4CszRwq#stapy
『Pythonistaに贈るAWS Lambda入門』(西谷さん)
AWS Lambdaを知らない方向けにサーバレスの概念やLambdaの実装例〜実装ポイントを解説するトーク。
Lambdaを触ったことのある身2には、実装ポイントがありがたかったです3。
#stapy
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
3層Webアプリ
プレゼンテーション、ロジック、データストア
これをサーバレスに置き直すと
API Gateway(Webサーバ)→Lambda(アプリサーバ)→Dynamo DB
そういう対応なのか!
そしてフルマネージド。これはすごい!
#stapy
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
イベントドリブン=疎結合になるということ
(送る側と受ける側を独立にできる)
イベント送る側→キューなど←受ける側がサブスクライブ
#stapy 概念
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
(1)ハンドラー:必ず必要
エントリーポイントになるメソッド
引数にeventとcontext
(2)contextはランタイムに関する情報
(3)ロギング
ログ出力はCloudWatch Logs
printだけでもOK(これ驚きました。甘やかされている気がする)
ロガーが使える
(4)例外
エラーのJSON生成。ログにも残る
寡聞ですが最近のAWSのマネージドは本当にすごくて4、以下の言葉が印象に残っています(個人的に好きな言葉と結びつきました)。
#stapy
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
いかに速く、価値のある、システムを作るか を聞き思ったのは
エンジニアは
「やらなくていいことはやらない、やらなければいけないことは手短に」
を実践していくということなんですね!(私的な美徳に追加かな)
私がエンジニアとしてのキャリアを始めた時点と比べて、「やらなくてもいいこと」はすでにかなり変わっている印象です。
それにキャッチアップし、使いこなせるようになった上で、自分が価値が出せることを追求しなきゃなと思います。
西谷さんはAWS Black Belt Online SeminarでもLambdaについて話されていて、以下の動画は積ん読です:
『アジャイルとDevOps』(長沢さん)
懇親会までご参加いただきありがとうございました。
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
アジャイルやDevOpsがなぜ出てきたのかという話が聞けて、今所属しているアジャイルな環境への理解が深まったように思います。
YouTubeの方をまた見返してみます!
アジャイルやDevOpsの本質(なぜ必要なのか)を考える機会になるトークでした。
私の今いる環境はアジャイルを実践しているのですが、私自身はアジャイルについて深掘ったことはありません。
印象的なところをメモ:
- ビジネルもサービス/アプリもチームも「変わらない」から「変わる」ようになった(裏にテクノロジーの変化)
- 技術の不確実性×合意の難しさによる複雑なプロジェクトが増えてきている
- ソフトウェア自体は安定していない(→安定させようとする)
- マネジメントからすればアジャイルチームはブラックボックス。フルスタックになっているチームを信じる
- グループ(組織)とチーム。同じ景色を見ているのがチーム(自分ごと)
変わるようになった(=パラダイムが変わった)からこそ、それが前提の「アジャイル」や「DevOps」、さらに「ドメイン駆動設計」(コードの変更しやすさ)の価値が上がっているんじゃないかというのが気づきです。
"サーバーサイド上級エンジニア"に!!! おれはなる!!!!に込められた思い
あべんべんさんの導入から
#stapy ルフィの仲間力、stapyなどのコミュニティに通じますね
— nikkie 技書博のPython argparse本 boothにて頒布中 (@ftnext) 2020年4月15日
(副題はワンピースが好きだからみたいな理由かなと思ってました。深かったです しみじみ)
長所で助ける(補い合う)などコミュニティに通じるところがあるとしみじみ思いました。
ちなみにワンピースは最近広告で攻勢をかけていますね(伏線回収!?)
参加いただいた方のアウトプット!
オフライン開催と一番違うと思ったのは、懇親会の裏で参加レポートが上がってきたこと。
運営スタッフからすると、参加レポートは本当にありがたいです。
オンライン開催で見る人が今回一気に増えたからこそ、参加レポートが即アップされたんだと思います。
感想
濃密な時間でしたー。
とくに本編のコンテンツは過去の開催と比較してもかなり濃かったと思います。
スタッフ活動しつつたくさんインプットできました!
個人的に課題を感じたところを書き出します。
- オンライン登壇
- 私は慣れてしまった5のですが、話しているときにリアクションがないので話しづらいんですよね(懇親会の話から)
- 解決の方向性としては、発表者にリアクションが見えるようにする or Zoomに入っている参加者が聞いている感じを積極的に出す?
- アナウンスまわり
- 懇親会のLTについては事前にアナウンスできなかったので、オフラインのLT常連の方には申し訳なかったです(私が急遽Remoにしましょうと提案したためです)
- 次回は懇親会のLTについて申込時には発表できるように個人的にはしたいです(懇親会LT文化を継続したい気持ち)
- connpassにRemoの詳細を追記したのも当日なのですが、connpass最後まで読む方ってきっと少数ですよね。これはメッセージを送るべきだったなと思います
- Remoの使用感
- オンライン懇親会でビデオチャットって結構障壁が高かったんじゃないかと思います
- 事前アンケートによると参加者の過半数は初めてでした
- 見知らぬ人とのビデオチャット自体、すごく勇気がいると思います
- なので初参加で懇親会まで参加していただいた方には感謝しかありません
- ビデオチャットの障壁が高いと感じたので、最初はテキストチャットからの方が参加者は増えるのではないかと思います(テキストでどう懇親するか再考が必要)
- もしくはRemoでのアイスブレイクの工夫(緊張緩和 & 期待される振る舞いを全員で確認)
- ある程度顔見知りどうしなら運営の労力はあまりいらなそうですが(実際今回は顔見知りの方が多かった)、初参加の方に参加しやすい懇親会にするにはもっと労力をかける必要がありそうというのが個人の感触です
YouTube Liveをご覧いただいた皆さま、登壇いただいた皆さま、そして懇親会までお付き合いいただいた方々、誠にありがとうございました。
スタッフの皆さん、お疲れさまでした!
次回は5周年記念です。お楽しみに!
本日はみんなのPython勉強会56回開催に多くの方々にご参加いただいて本当にありがとうございました
— 岸 慶騎@Python学校やってます (@YasukiKishi) 2020年4月15日
次回は5月14日木オンライン開催です
そしてなんと5周年記念大会だったりします
ここまで続けてこれたのは参加者みなさんのおかげです
運営準備がんばりますので、ぜひご参加ください!#stapy
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ZoomでできなくてRemoでできること(参考noteリンク追加)|黒田 悠介 / 議論メシ|noteやWeb会議システムRemoを使ってみた。イベントでのWeb懇親会に使えそう!|kurita|note。前者には参考リンクが追加されていました。感じた課題感にアプローチがあるのか、目を通したいところです↩
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過去の懇親会LTでも扱いました:AWS Lambdaでpip installしたパッケージを使うときにハマったこと 〜zipでアップロードといわれても〜↩
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PyCon Singapore 2019でも聞いたトピックを再び聞いてようやく消化されたように感じています:SG 2019 Day1 16:00〜 Python on AWS Lambda · Issue #16 · ftnext/PyConTalkSummary · GitHub↩
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登壇報告 | 2/29にオンラインで開催されたPyCon mini ShizuokaでDjango入門トークをしました #pycon_shizu - nikkie-ftnextの日記に書きました↩