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イベントレポート | オフラインで参加したLint Night #1、最高でした! #dena_lint_night

はじめに

[禁則事項]、 nikkieです1

11/18(金)にハイブリッドで開催されたLint Nightにオフライン参加(DeNAさんのオフィススペースから参加)しました。
ものすっっっっごいよかったです。
感想中心にレポートをしたためます。

目次

勉強会の概要

Lint Night #1 - connpass

Lint Nightはプログラミング言語不問でLintに関するトピックを取り扱う勉強会です。

(略)まさにこのようなLintの話を言語不問でできる勉強会があったらいいなと思いLint Nightを企画しました。

Lintを使ったことがある人、Lintを作ってみたい人、なんでもいいから問題解決の引き出しを増やしたい人、ぜひご参加ください!Lint NightはLintに興味のあるすべての方のための勉強会です。

初回の発表者は、Rubyの代表的なLintであるRuboCopのcore teamメンバーである@koicさんと、textlintの開発者である@azu_reさんです。

開催告知ブログのスライドが「まさに読みたかったスライド!」という感じで当日を非常に楽しみにしていました。

発表資料

すべてconnpassの資料に上がっています。

雰囲気バックアップ(Togetterまとめ)

非公式でまとめちゃいました。

感想

「ひとりじゃないんだ!」

2022年はPythonの具象文法(見た目)に興味が出て、インプットとアウトプットをした年でした。
アウトプットとしては1月のPyCon Kyushu 2022 Kumamoto、英語版を9月(収録は7月)のPyCon APAC 2022で話しています。

具象文法への興味ですが、国内のPython使いの中ではかなりニッチな興味と感じています。
大多数の方はPythonを使う(どんなライブラリを使って何を成し遂げるか)に興味があると感じていて、「Pythonの見た目が面白いんですよ(オタク特有の早口)」と熱弁しても話が合う人がなかなかいなさそうな印象です。
「この興味をいまよりさらに深めるにはどう学べばいいんだろう(浮かぶのは海外PyConのトークを探しに行ってみるだけど、もっといいやり方ないかな〜)」と感じていました。

Lint Nightでは「構文解析」はどのトークでも扱われ、もはや前提知識!
具象文法への興味をニッチだとは感じなくていい空間でした。
「300人以上もLintに興味がある人、もう少し言えば構文解析の突っ込んだ話ができそうな人がいるんだ!」とパワーをいただいた感覚です。
興味を深めていくにあたり、構文解析の知見はPythonだけを見ていると見つけづらいかもしれませんが、他の言語を見渡せば結構例はあるんだと気付きました。

koicさんのRuboCopの話、比喩による命名、興味深い

Copがルールで、動員されたCopによるTeam、調査を担い自らwalkするComissioner(所長)、コードが容疑者という比喩
見事にガイドいただき、Ruby全くの経験なしでも完全に理解した感覚はあります👏
(なにかの本で命名と比喩の話を読んだような… 思い出せずにいます)

azuさんのtextlintの話「プラガブル」

利用したことのあるtextlintの開発者さんに直接お礼を言えたのがとてもよかったです。

発表では「プラガブル」が示唆的でした。
textlintに関するorganizationが分かれている理由や、そこに込めた意図が聞けて学びになりました。

示唆としては、コントリビューターとして動き始めたOSS SpeechRecognition(各種音声認識APIをバッテリーインクルードで扱える)、プラガブルにできるし、その方がいいんじゃないかなーというものです2

素敵な出会い

3年ほど前に勉強会でお会いしたウホーイさんと再会!(iOS界隈での活躍をTwitterで拝見しておりました)

また、今年技術と『アイの歌声を聴かせて』を絡めて活動する3中でつながった方と、この勉強会で初めてお会いできました!!

オフラインの勉強会初めてという方がいらしたので、10月のXP祭り4で教わった「まず乾杯🍻でコンテキストリセットして、話題を振る」をお伝えしたところ、聞きたいことが聞けていたようで私も嬉しくなりました(XP祭りのスタッフの方、ありがとうございます!)

💡CIでtextlint➡️はてなブログに投稿、できるのでは?

以下を組合せたGitHub Actionができるかもとアイデア受信!

先日のラクスさんの自動化LT会で知ったはてなブログAPI

終わりに

Lint Night #1、感想を中心にしたレポートでした。
もともと興味のあるトピックですが、色々ステキな偶然も重なり、めちゃめちゃモチベーションが上がっています!

大変学びになったトークをしてくださった発表者の皆さま、素敵な会場をはじめとして快適な勉強会を運営してくださったDeNAの皆さま、そして参加者の皆さま、ありがとうございました!


  1. 冒頭の挨拶はアニメ作品から引くスタイルなのですが、公開されたばかりの『すずめの戸締まり』から引くとネタバレになっちゃうのを懸念して、禁則事項にしています。未来人話法です
  2. 音声認識APIは増えるのでプルリクが来ます(直近ではWhisperのプルリクに対応)。これはレビュアーがボトルネックになっている感覚がありました。別の例としてはhuggingfaceのhubのたくさんのモデルEvaluateパッケージを見ていて、「本家へのマージ不要で拡張できる設計にできるのでは」と思い始めていたところで、今回の勉強会でtextlintという例を知ることができました!
  3. アイうたを絡めたLTやシオン・プロジェクト(v0.0.1を作る)など
  4. イベントレポート | オンライン開催のXP祭り2022を楽しみました! #xpjug - nikkie-ftnextの日記