はじめに
「あの〜、すいません、乾杯っていいですか? ありがとうございます。では、かんぱ〜い🍻」「うえ〜い!🍻」nikkieです
昨日(10/1(土))はオンライン開催のXP祭りに参加しました。
キーノートやいくつかトークを聞いたり、怒涛のLTを聞いたり、懇親会で懇親したりと大変楽しみました。
参加レポートを綴ります。
XP祭り2022とは
日本XPユーザグループはアジャイル開発プロセスのひとつ、XP (eXtreme Programming) を広める活動を中心に行っているコミュニティです。
参加者同士が、XP についての交流の場や、研究会、講習会、ワークショップを持てるように定期的に活動をしていく予定です。
「参加者同士が、XP についての交流の場」として毎年XP祭りが開催されます。
XP祭りは言ってみれば「XPに関するカンファレンス」です。
私のXP歴は3年半ほど(2019〜)で、たしか2020年に参加者として初参加(ただし部分参加)していました。
2021年は不参加(座長忙殺!)、そして今年はスピーカー参加となりました!1。
発表資料一覧
タイムテーブルがConfEngineで見られます
ConfEngineからトーク詳細に飛ぶ(View details)と、発表者が設定している場合は資料も見られます2。
自分用にまとめた資料一覧はこちら
nikkieも発表しました🎤
#xpjug 「実践と価値を行き来して理解を深めるXP 〜ストーリー・計画づくり篇〜」https://t.co/qvAUKu3qZK
— nikkie にっきー 🎤10/1 XP祭り 10/14-15 PyCon JP (@ftnext) 2022年10月1日
ご清聴いただきありがとうございました!
発表資料はこちらです。
Discordチャットもいっぱいいただき、発表者も大変学びになりました。感謝です!
ユーザーストーリーと計画づくりについて、3年やる中で抱くようになった疑問に回答する形でアウトプットしました。
練習で20分ギリギリでしたが、Discordチャットもちょっと拾ってみると欲を出したら時間を数分オーバーしました。
トラック担当のスタッフの方に「計画づくりのトークが計画通り終わらなかったですね」と見事に締めていただきました😂(「山田くん、座布団いっぱい持ってきて!」)。
発表の詳細についての共有はまたの機会とします。
聞いたトーク
発表テーマと重なるトークを聞きました。
本当はむずかしい「計画」のはなし #xpjug https://t.co/5qDxerbBwt
— nikkie にっきー 🎤10/1 XP祭り 10/14-15 PyCon JP (@ftnext) 2022年10月1日
コドモン Koboriさんの発表👏
計画ってむずかしいなと感じていた(16:25〜そういう発表もする)ので、わかりみがふかふか深かったです。
『アジャイルな見積りと計画づくり』素晴らしい本!
小さなユーザーストーリーのすゝめ ~的確な進捗把握~ #xpjug https://t.co/HFSNX9Elr7
— nikkie にっきー 🎤10/1 XP祭り 10/14-15 PyCon JP (@ftnext) 2022年10月1日
大きいストーリーだと進捗が見えず、イテレーションの最後の土壇場で完了できないと分かるが発生してしまう→小さくする
噛み砕いたINVESTわかりやすかったです👏
成功も失敗も、うまくいったこともいかなかったことも、感じたこと、考えたこと、それら生きた経験とノウハウを共有しましょう!
とありますが、かなり近い課題感を持たれている方の発表は本当に学びが多かったです。
発表テーマと重なるトークがない時間帯はスライドを調整したり、発表リハーサルをしたりしていました。
発表後はLT10本だったのですが、日本で3番めにLTを実施したコミュニティ3! どのLTも素晴らしく4、大いに楽しませていただきました。
特に頻出語のLTがずるかった、最高でした!😂👏
XP祭りのLTが時間切れになってしまったので、こちらで続きをご覧ください。https://t.co/WWgeDHaHKK #xpjug
— Fumihiko Kinoshita (@fkino) 2022年10月1日
懇親会めちゃくちゃ刺激的でした(楽しかった!)
オンラインカンファレンスかつ、馴染みのないコミュニティ(XPJUG)でしたが、勇気を出して一歩踏み込んだ5らめちゃめちゃ楽しかったです。
かなり近い課題感を持たれているスピーカーの方と話せた
上のツイートにもありますが、「本当はむずかしい「計画」のはなし」を話されたコドモンのKoboriさんと直接話せました!
Koboriさんのトークを聞きに行き、「私も近いテーマで話すんです」と伝えたところ、私のトークも聞きに来ていただけ、懇親会でも直接話せて非常にパワーをいただきました。
コドモンさんはミノ駆動本の読書会もやられているとちょうど最近知ったところで6、その読書会のブログも書かれたKoboriさんと話せてとても印象深かったです。
XP歴長い方々に疑問に思っていることを聞けた
Koboriさんと話してテンション上がっちゃった私は「見積りについて疑問に思っていることをXP歴長い方(例:平鍋さん)に初対面だけど聞いちゃおう」と思い立ちます。
今回の発表は「XPの本質を理解した達人が現在の私と同じように振る舞うだろうか」という疑問から始まっているのですが、懇親会には私よりも遥かに経験豊富な先輩方が揃っているわけです。
Koboriさんと話せたというのもあり、不思議と「踏み込めばいいんだ」と思えました。
見積りについて疑問に思っていること(機械学習プロジェクトだと使わない見積りが起こりうるがそれをどう考えればいいか)があり、それを聞いてみたところ、数々の示唆がありました。
見積りについては『アジャイルな見積りと計画づくり』(2009)を参考にしているのですが、ニコ動の勉強会アーカイブや、当時の読書会のスライド集なども教えていただき、独学では出会えなかったであろう数々の情報に「勇気出して質問してみてよかった」と思いました。
XP祭りがなかったらKoboriさんやXP歴が長い方とお話しできていなかったわけで、この出会いに感謝です。
カンファレンスで久しぶりに縁を感じました7。
懇親会で一歩踏み込むtips
知っている人がほとんどいないオンラインカンファレンス、懇親会ってちょっと億劫ですよね。
今回は私にとって成功体験だったので、次に億劫と感じたときに見返すためにポイントをまとめておきます。
- 聞き専でもOK8と信じ、ボイスチャットに入ってみる(オフラインで会話の輪の近くにいる感じ)
- テキストチャットの「遠慮なく割り込んでください」というお言葉に甘えた
- コミュニティが長い方も新しく来た方と話したいと思っている!!
- コンテキストリセットの魔法の言葉:「乾杯いいですか?」🍻
- 乾杯は何回やってもよい
- 乾杯をするとそれまで話していたこととは別の話題を始めやすい(懇親会で推奨されてました)
終わりに
XP祭り2022、大変楽しかったです!
運営スタッフの皆さま、スピーカーの皆さま、参加者の皆さま、素晴らしい1日をありがとうございました!
個人的には、IT業界に入ったばかりの方(新卒や異業種から転職の方)にXP祭りがオススメです。
XPという言葉を知っているが実践してはいなかったり、そもそもどういうものかもわからなかったりしても、豊富なコンテンツの中に興味を引くものが見つかるでしょう(今回でいうと、例えばボードゲーム)。
XPの歴が長い先輩エンジニアの方々の話を聞いて、刺激を受けたり、学びがあったりすると思います!
そして、最後の書籍プレゼントタイムは初参加の方が優先されるので、ご自身の次に繋がる一冊を持ち帰れるでしょう。
13トラック並列だったお祭りはアーカイブが公開され(参加者は1ヶ月アクセス可能)、「俺たちのXP祭りはこれからだ」感が強いです。
魅力的なセッションの数々、ヒトツダケナンテエラベナイヨーですが、"計画づくり"して後悔のないように視聴してみます!
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「ほぼ全採択」に背中を押され、XPについての今の理解をアウトプットする機会とさせていただきました。
↩XP祭りのコンテンツ募集中。
— 小井土亨 (@koido1961) 2022年6月11日
XP祭りは、登壇の場、参加の場、運営の場を提供することをコンセプトのひとつにしています。
そのために、採択ルール(ほぼ全採択)、参加無料、書籍などの提供を行なっています。 -
https://xpjug.connpass.com/event/255712/presentation/ にも上がるかもしれません↩
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ソースはキーノートです↩
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「LTはLTしないと上達しない」。LTが根付いたコミュニティでLT慣れした猛者が大いに盛り上げていました!↩
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YAPCから持ち帰ってます✌️ イベントレポート | YAPC::Japan::Online 2022に参加、優勝超えのカンファレンスでした #yapcjapan - nikkie-ftnextの日記↩
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こんな気付きがあったり
↩XP祭りや3月のYAPC、めちゃめちゃ楽しかったのですが、
— nikkie にっきー 🎤10/1 XP祭り 10/14-15 PyCon JP (@ftnext) 2022年10月1日
PyCon JPにスタッフ参加とは違う楽しさだったんですよね
思うにPyCon JPは参加者全体からスタッフの自分は抜いていたんじゃないかと。
だから会期が終わっても山積みのタスクがなんとか片付いたーという感覚が色濃かったんだなと腑に落ちました -
ソースは ワンストップ カンファレンス参加の楽しみ方 - oyakata - BOOTH(第6章)↩