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イベントレポート | 【サポーターズCoLab勉強会】初めてのGoogle Datastudio #spzcolab

はじめに

だんないよ、nikkieです。
サポーターズさんのGoogle Datastudioの勉強会に行ってきました。
PowerBIを使った経験があるのですが、Google Datastudioも同じことができるのか気になっていました。

 

勉強会の概要

【サポーターズCoLab勉強会】初めてのGoogle Datastudio - サポーターズCoLab

イベント概要

Google Datastudioとは、大量のデータを美しく可視化する
Google Cloud Platformから提供されているデータビジュアライゼーションツールです。
多様なデータソースにアクセスし、魅了的なグラフやチャートを簡単に作成できます。
可視化のためにコードやクエリは不要。共同編集もでき、権限も簡単に管理です。
あなたの管理するエクセルデータ、溜まり続けたログなど、
Datastudioを活用することで、新たな活用の緒を見つけることが出来るかもしれません。

Google Datastudioは触ったことがなかったので、以下の記事を確認してから参加しました。

Google Data Studio を使ってみよう!メリットや超初心者向け使い方・Analyticsとの連携方法をご紹介します - ウェブ企画ラボ

勉強会のデモで使ったデータは以下からダウンロードできるようです。

https://public.tableau.com/s/resources

タイタニック号の乗客名簿
マグニチュード 6 以上の地震

 

勉強会でわかったこと

  • Google Datastudioはデータの可視化に特化したツール
  • ブラウザ上でデータ可視化
  • カスタムフィールドやMySQLのビューを組み合わせて使う

データの可視化に特化

BIツールの4機能

Datastudioはレポーティング機能とダッシュボード機能を提供。
→データを可視化して共有しやすくすることが得意

ブラウザ上でデータ可視化

  • レポート:可視化されたものを見るもの
  • データソース:可視化されたものがどこにあるかを示す(例:Cloud SQLに接続)

データソースを作成した後、レポートに追加する。

フィルターを使えば、データソース(=テーブル)を条件で絞って動的に表示できる。
MySQLでselect whereするイメージ)

カスタムフィールドやMySQLのビューを組み合わせて使う

  • カスタムフィールド使用例:
    Datastudio専用の構文を使い、男性なら1、そうでなければ0を入れたフィールドを追加
    →フィールドの合計をとると、乗客のうちの男性の人数を数えられる。
    (最近できるようになったらしい)
  • MySQLのビュー
    データソースとして追加し、レポートに添付する。
    ※データソース同士のJOINはDatastudio上ではできないようなので、JOINしたビューを用意する必要がある
    表示させたいものをデータソースにする必要がある

 

感想

Datastudioは探索的データ解析(*)のツールとして使えるのかが気になっていましたが、
現時点では厳しそうという印象です。
(*)機械学習でデータの傾向を把握すること。BIツールの4機能ではデータマイニングにあたりそう

PowerBIでは、男性/女性の人数の円グラフで男性の側をクリックすると、
レポートの他のグラフも男性についての情報に動的に変わります。
これはDatastudioでもできるだろうと期待していたのですが、現時点ではできないようです。
Datastudioを使ってデータの傾向を把握するというよりは
傾向を把握済みで何を可視化するべきかわかっているデータの可視化に使うツールのようです。

現時点で探索的データ解析のツールとして最有力なのがPowerBIです。
今後はOSSのRedashを触ったり、Jupyterでの可視化を練習したりして、
これだという探索的データ解析ツールを見つけたいと思います。

今回の勉強会関係者と出席者の皆さま、貴重なお話とそれを聞く機会をありがとうございました。