nikkie-ftnextの日記

イベントレポートや読書メモを発信

登壇予告 | サポーターズCoLabにて10/24にKaggleのタイタニックコンペのハンズオンで登壇します #spzcolab

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
今週木曜日 24日に渋谷開催の機械学習の入門ハンズオンに登壇します。
これはハンズオンの簡単なお知らせ記事です。

勉強会の概要

2019年1月、3月、6月(オンライン版)と開催してきた「Kaggleのタイタニックコンペのハンズオン」の最新版です。
機械学習やKaggleが気になっている方を対象に、入門者向けのコンペであるタイタニック機械学習やKaggleを体験する勉強会です。
(このあたりの用語が分からなかったとしても勉強会の中で説明するので、興味があったらいらしてください)
こちらで用意したPythonソースコードを動かして体験していきます。

今回はこぢんまりとした人数みたいなので「1人で回せるかな」と思っています。
過去にTAでご協力いただいた方や私と面識のある方で、もしご都合つく方がいたら、お知らせいただけると心強いです(ゆるぼ)

盛り込む予定のアップデート(準備TODOリスト)

例のあの本

先日出た「日本語で読めるKaggle本」に接続する形で構成できるように頭をひねっています。

Kaggleで勝つデータ分析の技術

Kaggleで勝つデータ分析の技術

読み始めての感想として、Kaggleに限らず機械学習に実務で取り組む人にはオススメできると思っています。
評価指標やデータの分割など各トピックが非常にまとまっている印象です。
例えば、評価指標は、回帰・分類でそれぞれ一覧でき、指標どうしの性質を比較できます。
この本に出会ってようやく、知識が整理された感覚です。

目次は技術評論社さんのページで確認できます。

準備項目

  • KaggleのUIがアップデートされたので、図や説明をアップデート
    • Kernel→Notebook、Fork→Copy and Edit など用語も変わっている
  • きれいなコードを用意する(Black当てる)
  • 可視化したグラフをアップデート(以下のツイートのフィードバックを反映)

  • (できたら)決定木に関連して、バギング・ブースティングの頭出しをして、『Kaggleで勝つデータ分析の技術』への接続をスムーズに

終わりに

今週は22日が祝日なので、そこで仕上げる予定です。
それでは当日お会いしましょう!

雑記 | #pyconjp 2019のトークはレベルが低かったのか? 〜台湾・シンガポールのPyConに参加して〜

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
ご存じの方もいるかと思いますが、先日のPyCon JP 2019で私はスタッフをしていました(主にコンテンツチームで活動)。
大きなお祭りを終えて一息ついた私の目に「PyCon JP 2019のトークはレベルが低かった」という旨の感想が留まりました。
この感想を見てからずっともしゃもしゃしていたのですが、Taiwan、Singaporeと海外のPyConに参加して気づいたことがあるので、記事として書くことにしました。

前提

  • この記事はnikkie個人の見解です。所属する企業やコミュニティ(例えばPyCon JPスタッフチーム)の見解を代表するものでは決してありません
  • PyCon JPにはスタッフとして参加しています。当日のトークの枠のうち、半分程度しか聞いていません(10月に入り、YouTubeで数本見ています)
  • PyCon Taiwan(以下、PyCon TW)に2日間(9/20〜21)参加しました
  • PyCon Singapore 2019に、カンファレンスの2日間(10/10〜11)とチュートリアル半日(10/12)参加しました

TL; DR

  • 機械学習トークが多いPyCon TW, SGに対し、多様性を尊重するPyCon JPという特徴がある
    • PyCon JPでは最先端のトピックが少ない。技術的なレベルが低いという指摘であれば該当すると思われる
  • 「レベルが低い」のであれば、それは私たちコミュニティ全員の問題
    • あなたが行動を起こせば、「レベルが低い」状況は変えられる

PyCon JPと海外PyCon、その違い

タイムテーブル

傾向

  • PyCon TWは機械学習トークが多い。実務のノウハウ共有というより研究発表という印象を受けた1
  • PyCon SGも機械学習トークが多い。肩書きを見るに実務で携わっている人が話している印象
    • 機械学習トークのレベルは高い。例えば、自然言語処理トークでは、聴衆が知っていることを前提とするかのようにBERT2が出てきた
    • PyCon JPでBERTにあたるような最先端のトピック3の共有はあっただろうか?(私の知る限りではないように思う)
  • PyCon JPは機械学習に偏っていない。多くのジャンルからトークを採択している(多様性
  • プレゼンテーションの巧拙という観点では、どのPyConも私の聞いた範囲では差はなかったように思います(めちゃくちゃ練習してきた方のプレゼンは目を見張るものがありますね)

機械学習に偏っている/偏っていないは私(一参加者)の経験ベースで述べています。
同一の発表時間に機械学習トークが複数あるか否かを数えて確認できるのではないかと思います。

海外PyCon(TW, SG)と比較して、PyCon JPのトークには最先端の技術を扱ったものは少ないという結論です。
特にPyCon SGは最先端のトピックが多く登場したと思います。

「レベルが低い」。では、どうする?

最先端の技術を扱ったトークが少ないことと、それがいいことなのか悪いことなのか(価値判断)は分けたいと思います。

最先端のトピックが少ないことが100%悪いとは私は思っていません(PyCon JPのらしさの1つかなあと肯定しています)。
たしかに、最先端のトピックを期待している人にとってはマイナスでしょう。
しかし、1つの領域を最先端まで掘り下げると、関心を持つ人は狭まります。
多様性を尊重する傾向のあるPyCon JPは、「ちょっとこの分野興味あったんだよね」という気持ちでトークが聞きやすくなっているのではないでしょうか。

次に「レベルが低い」という発言ですが、サービスを享受する〈客〉という立場でのクレームのように感じました。
PyCon JPにはお客としてではなく、コミュニティの一員、PyCon JPを作り上げる一人として参加したら、もっと素敵なイベントになるんじゃないかと思います。

PyCon JPはボランティアのスタッフで運営されています。
参加費はありますが、払ったお金からスタッフの給料が出ているわけではありません(スタッフは無給ですが、やりたいからやっています!)
ここが一般の商業施設との違いでしょう。
私自身は、お客としての扱いを期待するのではなく、コミュニティを盛り上げる一員として、無料であれ有料であれ勉強会に参加しています。

PyCon JPの外側でもコミュニティの一員として行動することはできます。
「レベルの低い」と思うトークがあったのなら、それを補強するブログやQiita記事を書いてはいかがでしょうか
「レベルが低い」という問題に気づいたのなら、あなたの知識を使って問題の解決に取り組めば、コミュニティの状態はきっとよくなるでしょう。
ただ発表者も人間なので、自分の知識をひけらかしてマウントを取りに行くマサカリではなく、一緒によりよいものを作ろうという配慮のあるやさしいマサカリだと非常にありがたいと思います。

「レベルが低い」の言いっぱなしはもったいないと思います。
問題に気づいたのなら、その問題を解決する人を待つのではなく、自分から動けば確実ですよ。
大きい問題なら、声を上げましょう。
微力ながら私もお手伝いしますし、コミュニティの力を借りて解決していきましょう。

以上が私の気づきです。
行動を伴わない「レベルが低い」については、私はあまり気にしないでいこうと思います。

「レベルが低い」と感じたあなたに

  • PyCon JP 2020の「レベルを引き上げる」ために、あなたにとっての理想のトークプロポーザルを出してみませんか?
  • PyCon JPではスタッフを募集しています。あなたにとって理想のPyCon JPがあるのでしたら、スタッフの一員として直接実現してみませんか?4
  • スタッフは大変そうという方、例年、トークプロポーザルのレビューアーも募集しています。PyCon JP 2020のレビューにあなたの知識を貸していただけませんか?

こういった案内は今後されると思いますので、PyCon JP Blogをウォッチするのをオススメします。

最後に

この記事を読んで思うところがある方は、コメント欄や@ftnext 宛にアウトプットしてみてください。
PyCon JPをよくしたいという気持ちは互いに持っている(ただ「よくしたい」の具体が違う)と思うので、どこかの勉強会や、PyCon JPのmtgで直接お話ししましょう。

追記:いただいたフィードバックへの回答

私自身が登壇者であることの扱いについて(10/16)

DMにて私が登壇者である旨の記載がない点について問合せをいただきました。
ご指摘の通り、「Anaconda環境運用TIPS」という15分トークをしています。

PyCon JPにはトークを聞く参加者としての参加が一番多いため、「レベルが低い」という声がトークを聞く参加者から出たのではないかと仮定してこの記事を書きました。
トークを聞く参加者であっても、「レベルが低い」と感じたのなら、行動できることはあるというのが伝えたかったことです。
また、直近の海外のPyConにトークを聞く参加者として参加していたため、トークを聞く参加者が暗黙のうちに前提になっていました。
記事中で「私も登壇者ではあるが、この記事はトークを聞く参加者を前提に書く」旨の明確な断りをしなかったために混乱を招いたこと、お詫びいたします。申し訳ありません。

なお、登壇者として自分のトークの振り返りは、実況ツイートなどを確認した上で、この記事とは別に執筆予定です。


  1. 例えば、https://tw.pycon.org/2019/en-us/events/talk/865694486351577331/

  2. Google検索をすれば解説記事は見つかると思います。例えば、BERTとは何か?Googleが誇る最先端技術の仕組みを解…|Udemy メディア

  3. 自然言語処理に従事している方にとってはBERTは最先端ではない(後続の手法が日々登場している)と思いますが、その分野の専門外から見てというニュアンスでの「最先端」です

  4. 私はPyCon JP 2018のLTにプロポーザルを出しました。採択の通知がズルズルと延び、何の告知もないまま1か月遅れたのを経験し、「これはひどすぎる。できることから手伝いたい」と思って、2019はスタッフをしています

Event Report | PyCon Singapore 2019 Day1 #pyconsg

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
このたびNaoYさんと一緒にPyCon SG 2019に行ってきました!
今回は1日目に聞いたトークについてレポートします。

I write a report of talks in PyCon SG 2019 Day1 in Japanese and English.

PyCon SG 2019について

PyCon Singapore 2019 is happening from Thursday to Saturday on October 10 - October 12 2019 at Republic Polytechnic!

PyCon Singapore(以下PyCon SG)は、10/10(木)〜10/12(土)に、シンガポールの共和理工学院で開催されました。

  • October 10: Conference Day1
  • October 11: Conference Day2
  • October 12: Tutorial Day (morning tutorial & afternoon tutorial)

前提 (notice)

このレポートでは、各トークの感想を手短にまとめます。
トークのメモは以下のリポジトリにIssueとしてまとめています(ただし日本語限定です)。

This report consists of short impressions on each of talks.
I took notes as GitHub Issues in the following repository (only Japanese).

GitHub - ftnext/PyConTalkSummary: PyConで聞いたトークのサマリーをIssueに蓄積(arXivTimesリスペクト)

Keynote: Accelerating AI in Singapore (by Lawrence Liew)

AI Singapore (AISG)のdirector、Lawrence氏によるキーノートで、PyCon SGは開幕しました。
PyCon SG was opened by a keynote by Lawrence, a director of AISG.

「AI replaces tasks (not jobs)」や「AI will allow us to be more human」という言葉に、Lawrence氏やAISGを進めるシンガポールのスタンスが現れていたと思います。
キーノートを聞いて、シンガポールはAIの分野でビジョンに向かって驀進しているという印象を受けました。

Phrases "AI replaces tasks (not jobs)" and "AI will allow us to be more human" seemed to express a stance of Singapore's accelerating AI.
It was my impression that Singapore is headed for its vision about AI.

An introduction to Python for Machine Learning with VS Code and Azure (by Joao Bilhim)

Slide: Microsoft Azure Developer Community

業務やプライベートの開発でVSCodeをよく利用しています。
VSCodeについてipynbを開けるようになった(写真)などの最新情報やTipsを知りました。
VSCodeをより使いこなせるようにまだ使っていない機能も試していきます。

I usually use VSCode in development using Python.
In this talk, the newest information (for example it can open ipynb now) and tips of VSCode was helpful for me.
I will try features of VSCode I didn't use so far (such as "variables", debug, etc.)

質問者に組み立て式ストローを配っていました。
The speaker gave assembly-type straw.

Demystifying Time Series Forecasting using Python (by Vaibhav Srivastav)

午後はVB氏のセッションへ。
時系列データの扱いについて、90分のセッションです(他のトークは45分です)。
要所でソースコードのウォークスルーもありました。

I listened to a session by VB in the afternoon.
It was about time series data and a session for 90 minutes.
There were walkthroughs of prepared source code.

私は時系列データの扱いはまだまだ駆け出しです。

  • 時系列データについてはTrend, Seasonal, Cyclical, Irregularという4つのcomponentsを確認すること
  • ARMA, ARIMA, SARIMAなど各モデルがどんなcomponentsを対象にしているか

を学びました。

I am a novice about time series data.
I leant in this talk:

  • 4 components of time series data: Trend, Seasonal, Cyclical, Irregular
  • which component is considered by each of models (such as ARMA, ARIMA, SARIMA, etc.)

LSTMを使ったアプローチについて知りたかった私には、READMEの情報がありがたいです。
I wanted to know an approach with LSTM. References in README is very helpful to me.

Python on AWS Lambda (by Keith Rozario)

Tea Breakの後はAWS Lambdaのセッションへ。
I listened to a session about AWS Lambda after tea break.

私自身Lambdaについて何も分かっていなかったことが分かった衝撃のセッションでした。
Lambdaへのデプロイの最小単位は、Pythonスクリプト関数だったのです!(Webフレームワークは必須ではなかったのです!!)
It was a shoking session to me because I knew that I didn't understand AWS Lambda at all.
Minimum deployment unit for AWS Lambda is a function in a Python script! (Web frameworks are not necessarily required)

Pythonの関数ごとにエンドポイントが作られるため、それをつないで一連の処理が実現できるとのことでした。
非常に便利だと思うので、試してみます。
I knew that endpoints are prepared by each of functions, so we can create a large process composed from each of endpoints.
It seems great to me, so I will try it.

終わりに

夜はスピーカーのたかのりさんやVBさん、現地の参加者らとビールを楽しみました。
After the last talk, we enjoyed drinking beer and talking with Takanori, VB, and local participants.

それでは2日目のレポートでお会いしましょう!
See you again at Day2 report!

PyCon TWに参加しに台北に行ってきました。〜観光編〜

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
皆さま、9/14〜17のPyCon JPお疲れさまでした。
私はその後PyCon TWに参加しました(9/20, 21)。
アウトプットしたいことは溜まっているので、リハビリも兼ねて、今回は台北旅行記を書きます。

前提

  • 初の海外でした。台湾経験者のNaoYさんに色々と連れて行っていただきました。本当にありがとうございました
  • 食レポや趣味の要素に全開の内容となっており、技術情報はありません

松山機場で合流。魯肉飯を食べに行く

NaoYさんの他、PyCon JP座長のyoshidaさんと合流し、まずは魯肉飯を食べに行きました。

機内食を食べていたので小盛りで。 「安い、早い、うまい」と日本の牛丼みたいでした。

近くの龍山寺を参拝

台湾のおみくじの引き方は独特でした。
3回連続でXORがTrueになって初めておみくじを引ける1そうです。
XORがFalseになった場合は、願い事の言い回しを代えることで上限なくリトライできるようです。

引いたところ78番でした。
このおみくじについては、メイドさん(後述)曰く、「中の上」とのことです。やったね!

西門へ

ここでyoshidaさんと別れ、台湾の秋葉原、西門に向かいます。
西門のキャラクターの林黙娘さんがお出迎え。
秋葉原だけでなく原宿っぽい感じもあり、足して2で割ったような印象です。

台湾では、天気の子が封切られたばかりでした。
キービジュアルは後ろ姿なんですねー、ちょっと意外。

アニメイト

西門にあるアニメイトに行きました!
ラノベや漫画のタイトルを見て、「的」がofっぽい2なということを掴んだり。。

台湾独自の萌えコンテンツを見つけたときは、テンション上がりましたね。
東津萌米 穂姫」のクリアファイルをGET!(冒頭の写真です)

食用系少女という食べ物の擬人化も人気みたいです。
ウマ娘はたらく細胞みたいな感じで擬人化は強いんですねー)

でらうま!マンゴーかき氷

台湾旅行経験のあるPyCon JPスタッフの方から教えていただいた「西門町芒菓冰」。
マンゴーが盛り付けられているだけでなく、氷もマンゴー風味ですし、アイスクリームもマンゴーでマンゴー三昧でした!

マンゴーはとてもおいしいのですが、大きいかき氷なので寒さとのノルマンディー上陸作戦になります。
普段は飲まないコーヒーで体を温めつつ、なんとか完食。
これを見て行かれる方は、複数人で1つ頼みましょうねー

その後は体を温めに近くのメイド喫茶「萌姫」に行きました3
中国語は読めるけど発音できない私たちと日本語が多少話せるメイドさん
Google翻訳を介してコミュニケーションしていました4

夜は日本からの旅行者と合流して晩ご飯へ。
台湾を満喫した後は、翌日のカンファレンス本編へと続くのです。

台湾旅行備忘録

今回使った飛行機やWiFiなど、備忘録として残します(思い出したら更新予定)。

  • 飛行機:LCCは台風で止まりやすい&旅慣れていないと厳しいという助言をいただきJAL/ANAから選択
  • WiFi:台湾データのレンタルWiFi無制限プランを利用。どこでも使えて快適でした。また、バッテリーでスマホも充電できたのも、個人的にはポイント高い!
    • 他の方の話を聞くと現地SIMなど安く済ませるハックはできたようで次の機会にtry
  • 通貨:1元が3円くらい。地下鉄(MRT)は20元。コンビニのお茶もそれくらい。タクシーやUberは数百元
    • SOGOでお土産を結構買ったら免税された
  • 悠遊カード:地下鉄やコンビニで使える台湾版Suica

  1. 台湾の人気パワースポット龍山寺の参拝方法とおみくじの引き方 - KKdayと一緒に旅に出かけましょう

  2. 残念ながら、カンファレンスのスライドには「的」は全然登場しませんでした

  3. 実は台湾で人生初メイド喫茶です。魔法少女ステッキを振るという得がたい経験をしました!

  4. 他にはSOGOの土産売り場でも売り子さんとの意思疎通にGoogle翻訳が重宝しました

イベントレポート | 5月開催の WEBエンジニア勉強会#13、個人開発という裏テーマでつながったトークから、今回も私の世界は広がりました #WEM13

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
5月に参加したWEBエンジニア勉強会について、遅ればせながらのアウトプットです。

勉強会の概要

WEBエンジニア勉強会 #13 (東京都, 渋谷) - connpass

第13回目になる、WEBエンジニア初心者でも参加できることを心がけ・気軽に発表できるWEBエンジニアのための勉強会コミュニティです。初心者の方でも、一人でも、SIerの方も、学生の方も、みなさんお気軽にご参加ください。

VTRyoさんのブログで知ったのがきっかけで、昨年11月の10回目から、今回の13回まで4回連続で参加しています。
参加するたびにWebの広大さを知り、世界が広がる機会と感じています。
知っている領域(サーバサイドやインフラ)について最新のトピックを知ったり、知らない領域(フロントエンド)のキャッチアップができたりと好奇心旺盛な身にはありがたい機会です。

8/30に #14 が予定されていますので、興味を持った方がいたらぜひ参加してみてください!

残念ながら前座には間に合わなかったのですが、聞けた発表を2つの観点で再構成してまとめます。

広がる世界:WEM13で知ったこと

RustでWebAssemblyしてみた

ブラウザ(クライアントサイド)でバイトコードを動かすWebAssembly(wasm)。
wasmがJavaScriptとどのくらい違いがあるか気になっています。
普段使いのPythonでもPiodideなるものでできるようなので、できることが同程度だったら使い慣れてるPythonで試してみたいな。

SemanticUIを使って工数をかけずにサービス開発

私のCSSフレームワークの知識はBootstrapで止まっているので、Semantic UIを知られてよかったです。
なお、2年止まっているようで、これから使うならFormantic UIがよさそうとのことです。

【論文紹介】Language in Our Time An Empirical Analysis of Hashtags

#10でわかりやすく論文紹介してくださった @yu-ya4 さんによる論文紹介。

一覧を見ると、トップにDeep Learningの論文もありました。
The World Wide Web ConferenceはWebのトップカンファレンスとのことですが、データ周りもWebに食い込んできているという印象です。

データベース2.0

この夏モテたい人のための2stepで起動できるNuxtjs + Rails(ID/PW認証付き)サンプルを公開!

つかみが最高!

認証のサンプルアプリの紹介。
これを雛形にすることで、開発のたびに認証を実装する必要はなさそうですね(DRY!)

裏テーマ:個人開発

注:先に上げた発表の中にも個人開発に言及していたものはあります(SemanticUIやこの夏モテたい)

チーム開発でモチベーションを保つためにCT(継続的ツイート)を実施してみた

わずかな時間をつなぎ合わせて進めていく個人開発。

Issueを細かく刻むは現在某案件で試しています(なかなかいい感じ😆)

「個人開発って何したら良いですか?」を真剣に考える

個人開発について示唆にあふれる発表でした!

この発表のテーマ「個人開発って何したら良いですか?」に仮に私が答えるとしたら

  • 作りたいものがあるなら、夢中になってそれをやればいい(人の目は気にする必要ない)
  • 作りたいものがなくて、周りがやっているからやりたいという動機なら、まずは作りたいもの(夢中になれるもの)を探すところから。
    • チュートリアルで素振りして力つけて、世のWebサービスを見ると、「このWebアプリ、こうしたらもっとイケてるよな」と気づきがあると思います。その実現に取り組んでみてはいかがでしょう

MySQL8.0にしてみたかった話

感想

今回は「個人開発」という伏線が張り巡らされていて見事な構成でした。

Togetterはこちら:

8/30の#14も参加したいのはやまやまなのですが、勤務先のイベントと重なってしまったので、TLや資料の後追いで我慢します。

#13のあと 7月の某pay事件 が発生したので、#14や#15はセキュリティ周りのトピックが増えるのかなーと個人的には予想しています。
WEBエンジニア勉強会はいつか発表したい勉強会なので、Webまわり素振りしておこうと思います。

発表者、運営者、参加者の皆さま、どうもありがとうございました!

イベントレポート | #pycamp TAで飛騨高山に行ってきました

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
7月最後の週末に飛騨高山へ行き、Python Boot CampのTAと氷菓聖地巡礼をしてきました。
その様子をブログに残します(技術要素は少なめです)。

Python Boot Campとは

Python Boot Camp in 岐阜 - connpass

PyCon JPではこれまでも年に1回東京で開催されるPyCon JPイベントでPythonを学べるチュートリアル講座を開催してきました。 今回は、以下のような人たちにPythonを知ってもらえる機会を提供できたらという思いで、Python Boot Camp(略してPyCamp)を企画しました。

・遠方に住んでいるためPyCon JPのチュートリアルに参加できずにいた方
Pythonを使っている人が周りにいなくてなかなか始められなかった方

こちらのテキストを使います。

pycamp 岐阜の様子

経緯:なぜ高山でTAを?

過去に山梨開催のBoot CampでTAをしたことがあります。
PyCon JP ブログで高山開催と知り、興味を持ちました。
TAがなかなか埋まらないようだったので、「行ってみよう!」と立候補しました。
高山は氷菓の聖地ですし、しかも岐阜には「君の名は。」や「聲の形」の聖地もあるという点が、アニメオタクな私にとっては魅力でした。
今回のようにPythonの力がなければ、高山の地を訪れるのはだいぶ先になっていたでしょう。

勉強会の様子

会場は氷菓のオープニングに登場する鍛冶橋の付近1コワーキングスペースでした。

当日のツイートがまとまっています:

レポートブログリンク(7/30追記)

TAとして参加して

講師の寺田さんの講義形式のチュートリアルを聞く中でいくつか発見がありました。

  • リスト型(type) vs シーケンス型(types) → シーケンスは型たち
  • round2は銀行丸め
>>> round(10.5)
10
>>> round(11.5)
12
>>> round(12.5)
12
>>> round(13.5)
14
  • Falseと評価するケースを定めて3、残りのケースはTrue
  • printは制御文字を解釈
  • openする場合、OSが管理しているファイルについてPythonが一時的に借り受ける
    • closeでOSに戻す
    • 1回readしたあとのseek(エディタ上のカーソル位置の移動に相当)
  • pyコマンドの仕様4

前回TAした山梨はtakanoryさんが講師の回で、インタラクティブに質問が飛び交っていました。
講師が違うとpycampもぜんぜん違うということを体験しました。

高山観光

飛騨牛や郷土料理を堪能しました😋



聖地巡礼

氷菓の舞台、高山の地5も堪能しました。
縁ある各所で積み重ねられた巡礼ノートや過去に開催した氷菓オンリーイベントのポスター展示など、2012年から積もった愛を浴びてきました。

バグパイプさんでノマドしたのが、感慨深かったです。

ウインナーココア、チョコレートそのものって感じで、甘すぎなくておいしかった!(職場でたまに飲むココアは砂糖水ですね)

好きな聖地にふらっと数週間行って、ノマドワークする生活ができたら、私にとってはすごく理想ですねー。

感想

TAの中で学びもあり、高山の巡礼も満喫し、素晴らしい2日間でした!
飛騨高山は観光産業の街とのことで、pycampのようなIT勉強会を開くのが、チャレンジだったそうです。
今回20名程度が集まったのは、現地スタッフの方の努力の賜物だと思います。
今回のつながりを機に、高山のエンジニアコミュニティが盛り上がると嬉しいですし、離れていますが、折角のご縁なので、可能な限りお力添えしたいと思います。

また、どこかでpycampがあったら、そして、TAがあまり集まっていなかったら、お邪魔したいなと思います。
高山での出会いに感謝です。
ありがとうございました!

イベントレポート | テストを中心にしたトーク・LTが多く盛り上がった #stapy 6月回でした

はじめに

頑張れば、何かがあるって、信じてる。nikkieです。
6月のみんなのPython勉強会について、イベントレポートをまとめます。

勉強会の概要

みんなのPython勉強会#46 - connpass

「みんなのPython勉強会」では、Pythonを中心としてプログラミングを仕事、研究、趣味など様々なシーンに生かす方法を一緒に学びます。プログラマ、WEBエンジニアに限らず、初心者からマスターまで様々なレベルの、いろいろな分野の人が集まるので、「みんな」の勉強会です。お気軽にご参加ください。

「いろいろできるぞ、Python!(TDDや自動処理など)」回ということで、Python本の著者3名が集まりました。
私も5月のDjangoCongressのレポートをさせていただき、Pythonはいろいろできるを示せた回だったと感じています。
(質問への回答をまとめた登壇報告を準備中です)
今回はトーク・LTへの感想を簡単に残します。

Pythonで自動化の本を書いた話(中野さん)

以下の本(#dekiru_py)の著者の方によるトークです。

できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。 (「できる全部入り。」シリーズ)

できる 仕事がはかどるPython自動処理 全部入り。 (「できる全部入り。」シリーズ)

  • 動機:自動化のレシピ本が増えていいのでは
  • Amazonでは辛口レビュー。原因の1つは、RPAの調査不足
  • 実用・一般・シンプルの両立は難しい
  • レビューは辛口だが、自動化本は需要があり売れているとのこと

自動化は結構具体的なところまで求められるそうで、各自がそれぞれの一推し自動化コードを共有するといいかもと思いました。
私の場合は、Excelファイル製アンケートの集約スクリプトです。
(コマンド一発で集約できたので、意気揚々と仕事していました)

#dekiru_py は2章分レビューしたことで献本いただいていたので、今回買ってプレゼントとして持参しました。
(中野さん、じゃん献本へのご協力、ありがとうございました)

データサイエンティスト養成読本ビジネス活用編のこぼれ話とエンジニアとデータサイエンティストのコラボについて(伊藤さん)

エンジニアとデータサイエンティストとで、「リファクタリング」が噛み合わないというのが印象的でした。

  • データサイエンティストはnotebookをきれいにすることと思う
  • エンジニアとしてはコードを効率化したい

データサイエンティストはテストコードよりテストデータかもしれないというアイデアは「再現性確保できるしなるほど」と思いました。

また、Research Oriented Codeのブログの方が、US PyCon 2019 Debrief Session - connpass で話されるそうなので、お会いするのが楽しみです。

『テスト駆動Python』入門(やっとむさん)

pytestは覚えることが少なく(ルールがシンプル)、使いやすそうな印象を受けました。
素振りして業務に取り入れたいなと思います。
「テストを書く=TDD」ではないというのが印象的でした(たしかに開発してからテストを書くこともありますもんね)

LT: 全世界のMasoniteファンの皆さんおまたせしました!!(medyさん)

setup.pyは『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版』が参考になるかもしれません。

Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版

Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版

LT: データまえしょりすとのためのpytest入門(komo_frさん)

pytestのお話 in データサイエンス(データの前処理)。
紹介していただいた以下を見て、データサイエンスにおけるテストコードの書き方考えてみます(#mokupyでやろうかな)
Jes Ford - Getting Started Testing in Data Science - PyCon 2019 - YouTube

LT: 職業Pythonista歴半年の私が「君、修正早いね」先輩を唸らせた話(mizzsugarさん)

テストで早い修正を可能にしたというお話。
Djangoでもテストコード書く習慣をつけたいところです。

感想

やっとむさんのトークの影響か、テストが裏テーマだったように思います。
データサイエンスにおけるテストは、今の状況を打破する可能性があり、ちょっと取り組みたいなと思いました。
トークに質問(sli.doで集約)が多く出て、また、LTも目白押しで、すごく盛り上がっていたと思います。
発表者、運営、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。
登壇報告は少々お時間ください。